2025/04/07(月) 18:00
「開場60周年記念当たるんですpresents G1第6回令和グランドチャンピオンカップ」が山陽オートレース場において、4月9日(水)から13日(日)までの5日間で開催される。オートレースの2025年度グレードレース戦線は、ここからスタート。今年で6回目となる令和グランドチャンピオンカップに、青山周平、鈴木圭一郎、黒川京介の新ランク1位から3位がそろって参戦するなど全国から強豪が集結。春らんまんの山陽走路で、真っ先にゴール線を駆け抜けるのは誰だ!?
※初日の出走表(4月9日更新)はこちら
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【今期ナンバーワンの青山周平が登場】
青山周平は2025年度前期適用ランクで、2期ぶり10回目の全国ナンバーワンに返り咲いた。前節の3月浜松特別G1プレミアムカップでは、貫禄のレース運びで完全優勝を達成。自身が持つG1最多優勝回数を30に更新した。山陽走路は昨年9月に特別G1プレミアムカップを完全優勝、さらに11月もG2オートレースメモリアルを制したが、今年2月のG1スピード王決定戦では初日から連勝で勝ち上がるも、湿走路の準決勝戦で3着に敗れて優出を逃すとともに(昨年8月以来の優出漏れ)、1月伊勢崎初日からの連勝も12でストップした。その前回G1から挽回すべく、ナンバーワン勝負服を身にまとった青山が今開催も巧腕を発揮して、シリーズをリードしていくだろう。
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【今年の初優勝を決めたい鈴木圭一郎】
今期S2の鈴木圭一郎は今年もコンスタントに優出を重ねているものの、まだ優勝には届いていない。3月の特別G1プレミアムカップの優勝戦は、1周回5番手から追い上げを見せるも、抜け出した青山周平は捕えきれずに準優勝だった。もちろん、ここまでの実績から、かみ合ってくれば連勝&優勝量産体制に入っても不思議ではない。昨年の令和グランドチャンピオンカップ優勝戦では青山とのデッドヒートを制して優勝しており、今回は大会連覇の期待も。2月山陽のスピード王決定戦では湿走路の準決勝戦で3着に敗れたものの、昨年は山陽走路で22連勝、3月特別G1プレミアムカップ、4月の令和グランドチャンピオンカップ、そして7月G2小林啓二杯でそれぞれ完全優勝をするなど強さを見せた。まずは一つ、優勝の二文字をつかみ取りたいところ。
佐藤貴也も争覇級のひとり。2月山陽のスピード王決定戦では、湿走路の準決勝戦で青山の追い上げを封じる2着で優勝戦に進出。巧みなレース運びから、3年ぶりのG1優勝も。
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【勢い加速の黒川京介がスピード発揮】
今期ランクS3の黒川京介が2強に待ったをかけるか。今年は3月川口G1の初日に自身初の10連勝を記録。3月の特別G1プレミアムカップ優勝戦は青山周、鈴木圭の前に結果3着に終わったが、初日から4連勝で勝ち上がり。さらに次の山陽G2ミッドナイトチャンピオンカップでは10mオープンの大外から優勝を飾っている。準決勝戦の競走タイムは3.318と傑出しており、さらに通算8回のグレードレース優勝のうち、山陽走路が4回という好相性ぶりだ。今回は追加参戦だが、実績を残す走路で、好スタートから快速を披露する。
川口勢は、黒川を筆頭に、佐藤摩弥、若井友和、加賀谷建明、森且行、当開催優勝歴ある平田雅崇などS級レーサー9名が参戦する充実の布陣。シリーズを大いに賑わせそうだ。
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【1000勝レーサー有吉辰也、地元山陽勢も善戦必至】
飯塚勢は有吉辰也、篠原睦、岩見貴史、森本優佑のS級4名を中心に参戦する。
有吉は3月浜松(普通開催)の初日に通算1000勝を達成。史上32人目の快挙だった。晴や雨を問わず、鋭いスタートを武器にまだまだ勝利を重ねていく。昨年はG1に限れば、山陽G1は3開催すべて優出。5年ぶりのG1優勝に狙いを定めたい。
篠原睦は3月山陽の普通開催(湿走路)で優勝、直前のG2ミッドナイトチャンピオンカップでも優出(5着)を果たしており、軽視はできない。
地元山陽勢の奮起に注目だ。4月から新ランクになり、浜野淳が約9年ぶりに山陽ナンバーワンとなった。2月山陽のスピード王決定戦では、湿走路の準決勝戦を押し切り、青山の連勝を止めている。松尾啓史の追い込みも鮮烈で、前節のG2ミッドナイトチャンピオンカップではオール2連対の準優勝。浜松に続いて、グレードレースは連続優出中だ。
2月のスピード王決定戦では地元山陽勢が4名優出しており、今回もホームでの活躍が期待されるところ。ほかにも藤岡一樹、岡部聡、岩崎亮一、角南一如、丹村飛竜らが優勝争いに加わってくるか。令和グランドチャンピオンカップは第1回を長田恭徳、第2回を丸山智史が優勝して、地元勢が意地を見せたが、それ以降は外来勢が優勝しており、タイトル奪還なるかにも注目したい。
また、今開催中は天気予報で傘マークもチラホラ。走路状況の変化は必ずチェックしたい。
※出場選手情報はこちら
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勝ち上がりを詳しく!
◆4/9(初日)
【予選】
1R〜12R 1着(12名)
1R〜12R 1着を除く1位(12名)
1R〜12R 1着を除く2位上位(8名)
→二次予選Aに進出
1R〜12R 1着を除く2位下位(4名)
1R〜12R 1着を除く3位・4位(24名)
1R〜12R 1着を除く5位上位(4名)
→二次予選Bに進出
1R〜12R 1着を除く5位下位(8名)
1R〜12R 1着を除く6位〜7位(24名)
→二次予選Cに進出
◆4/10(2日目)
【二次予選A】
9R〜12R 1着(4名)
9R〜12R 1着を除く1位〜4位(16名)
【二次予選B】
5R〜8R 1着(4名)
5R〜8R 1着を除く1位〜2位(8名)
→準々決勝戦Aに進出
【二次予選A】
9R〜12R 1着を除く5位〜7位(12名)
【二次予選B】
5R〜8R 1着を除く3位〜5位(12名)
【二次予選C】
1R〜4R 1着(4名)
1R〜4R 1着を除く1位(4名)
→準々決勝戦Bに進出
◆4/11(3日目)
【準々決勝戦A】
9R〜12R 1着(4名)
9R〜12R 1着を除く1位〜5位(20名)
【準々決勝戦B】
5R〜8R 1着(4名)
5R〜8R 1着を除く1位(4名)
→準決勝戦に進出
◆4/12(最終日)
【準決勝戦】
9R〜12R 1着・2着の8名
→優勝戦に進出
◆最終日 優勝戦(8周戦)
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【過去の山陽オート・G1開催レポート】
25年2月スピード王決定戦
優勝:金子大輔
24年9月プレミアムカップ
優勝:青山周平
24年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:鈴木圭一郎
24年3月プレミアムカップ
優勝:鈴木圭一郎
23年12月スピード王決定戦
優勝:佐藤励
23年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:中村杏亮
23年3月プレミアムカップ
優勝:荒尾聡
22年12月スピード王決定戦
優勝:松尾啓史
22年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:平田雅崇
21年12月スピード王決定戦
優勝:青山周平
21年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:丸山智史
20年12月スピード王決定戦
優勝:木村武之
20年9月プレミアムカップ
優勝:早川清太郎
20年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:長田恭徳
19年9月プレミアムカップ
優勝:鈴木圭一郎
(P-Navi編集部)