【山陽オートG1】松尾啓史が3回目のG1制覇

2022/12/18(日) 18:24

【山陽オートG1】松尾啓史が3回目のG1制覇

2022年12月18日 山陽オート

G1第57回スピード王決定戦(最終日)

山陽オートを舞台に争われたG1第57回スピード王決定戦。湿や斑(ぶち)の不安定走路でのシリーズとなったが、昨年の覇者・青山周平は大整備をしつつ、しっかりとオール掲示板入りの安定感で優勝戦に進出し、連覇に王手をかけた。一方、地元・山陽勢の活躍も目覚ましく、スーパースターを控える松尾啓史、丹村飛竜に、斑走路得意の緒方浩一、デビュー20年で初のグレードレース優出を叶えた石橋大の4名が優出を果たし、地元ファンの期待に応えた。

※4日目レポートはこちら

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m
斑走路=走路温度4度
1/石橋大(山陽28期)0m 3.51
2/緒方浩一(山陽30期)10m 3.48
3/三浦康平(伊勢崎28期)10m 3.43
4/松本やすし(伊勢崎32期)10m 3.39
5/丹村飛竜(山陽29期)10m 3.38
6/松尾啓史(山陽26期)10m 3.33
7/若井友和(川口25期)10m 3.38
8/青山周平(伊勢崎31期)10m 3.38
※右数字はハンデ、試走タイム

4日目夜から舞いはじめた雪は、最終日も強風と共に、降ったり、止んだりを繰り返して、1レースは斑(ぶち)走路でスタート。時折、吹雪のように走路を包み込み、10レースからは湿走路、さらに最終12レースは再び斑へと変化していった。
試走タイムは、3.33で松尾が一番時計をマーク。3.38で丹村、若井、青山の3名が続き、人気は松尾と青山の折り返しが支持を集めていた。
レースは松本が序盤から逃げる展開に持ち込むも、松尾が3周回で捕えて先頭に立つと、車速を活かしてリードを広げ優勝のチェッカー。G1は4年ぶり3回目、地元でのG1スピード王のタイトルは16年ぶり2回目の戴冠となった。

■レース展開

7・若井がフライング。2回目は10線内の2・緒方が好スタートを切るが、4・松本が2コーナーで内に入り一気に先頭へ。6・松尾もインからポジションを上げて、2周回目には2番手に浮上。3番手に7・若井、8・青山は4番手からチャンスをうかがう。逃げる松本を、松尾が3周回3コーナーでかわして先頭奪取。2番手は松本と若井の攻防が続き、青山も仕掛け切れない。抜け出した松尾は独走状態となり、若井が5周回目に松本を再度かわして2番手に上がる。後続の争いを尻目に、リードを広げた松尾が優勝のチェッカー。2着は若井、3着に松本が入り、大会連覇がかかった青山は4着に終わった。

【G1第57回スピード王決定戦・優勝戦】
2連単6-7 2,120円(6番人気)
3連単6-7-4 11,660円(36番人気)


優勝/松尾啓史(山陽26期)
競走車名:ラディカルV
ランク:S14
競走タイム:3.350
今節成績:2着・1着・1着・1着・1着
次走出場予定:スーパースターフェスタ(12月27日~31日)

車も良くて、勝てて良かったです。ちょっとスタートは遅れましたが、1・2コーナーでうまくもぐることができて、いい展開が作れましたね。(逃げる松本より)車的には自分の方が強かったですが、序盤はタイヤが高かったせいか跳ねて車が暴れていたので、頼む!という感じでした。
今日は逆にこの展開だと負けられないと思って、先頭を走ってからも緊張しましたね。
今開催のポスターの色が緑だったので、古城(龍之介)と「運があるんじゃないか」と話していました。
スーパースターに向けて、エンジンもいい具合に仕上がって、いいリズムで臨めると思います。
良い結果を報告できるように、精一杯、頑張ってきます。

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最終日第6レース終了後に、走路内において「スーパースターガールズ王座決定戦」壮行会が行われた。
山陽から今回初出場を決めたのは松尾彩選手(山陽34期)。
ファンを代表して山口県住みます芸人どさけんさんから「寄せ書きメッセージボード」が手渡された。

松尾彩
松尾彩選手
(SSガールズ王座決定戦・初出場)
「(初出場は)嬉しいです。川口は新走路で消音マフラーも初めてですし、今はまだ何も考えていないです。最近は思うように結果が残せていませんが、頑張って良いレースをしたいと思います。応援よろしくお願いします」

(P-Navi編集部)

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