2025/02/24(月) 18:25
2025年2月24日 山陽オート
九州スポーツ杯
G1第59回スピード王決定戦(最終日)
2月20日から5日間の日程で争われた山陽オートのG1「スピード王決定戦」が24日、最終日を迎えた。
青山周平、鈴木圭一郎の現行ランク1位と2位がそろって参戦し、この「2強」を中心にシリーズ序盤は進んでいった。特に青山は前節のSG全日本選抜を制しており、初日に自身8回目の10連勝も達成。だが、青山、鈴木圭は初日から3連勝したものの、まさかの展開になったのは湿走路の準決勝戦。両者とも3着で優出を逸してしまう。難しい走路コンディションの中、優勝戦進出を決めたのは丹村飛竜や浜野淳ら地元山陽4名、浜松から金子大輔と佐藤貴也、飯塚の篠原睦、大会連覇のかかる佐藤励の8名。2強不在で、一気に激戦ムードが高まっていった。
※準決勝戦のレポートはこちら
【12R=優勝戦】
8周回4,100m 10mオープン戦
良走路(走路温度度)
1/緒方浩一(山陽30期)3.32
2/岡部 聡(山陽19期)3.31
3/浜野 淳(山陽24期)3.31
4/丹村飛竜(山陽29期)3.29
5/篠原 睦(飯塚26期)3.31
6/佐藤貴也(浜松29期)3.31
7/佐藤 励(川口35期)3.26
8/金子大輔(浜松29期)3.28
※右数字は試走タイム
最終日は前日からの雪の影響で、走路降雪により第1レースと第2レースは中止、第3レースから開始となった。昼過ぎまで雪が断続的に降るものの、午後からは日差しがバンクを照らし、走路は徐々に乾き始める。8レースから斑走路に、そして最終レースを迎えるころには良走路まで回復した。
試走は3.26で佐藤励がトップ。3.28で金子、3.29で丹村が続き、この3選手がオッズ人気の中心に推されていた。
西日がスタンドを美しく照らす中、優勝戦がスタート。地元の緒方浩一が逃げる展開となるが、金子大輔が3周回目にとらえて先頭に立つと、そのまま押し切り優勝のゴール。2018年飯塚の開設記念レース以来となる約7年ぶり、通算6回目のG1優勝を果たした。
■レース展開
【G1スピード王決定戦・優勝戦】
2連単8-4 1,800円(6番人気)
3連単8-4-1 20,730円(79番人気)
優勝/金子大輔(浜松29期)
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S3
競走タイム:3.348
今節成績:1着・1着・1着・2着・1着
次走出場予定:川口G1(3月5日〜9日)
嬉しいですね。10mオープンになった時点で厳しいかなと思ったのですが、何とか優勝できて良かったです。0mオープンが良かったですが、できるだけ頑張ろうと思っていました。
スタートはそこまで良くなかったですが、1・2コーナーでいいところに潜り込めたので、そこが良かったと思います。
とにかく先頭に立って、全力で逃げることを考えていました。今いろいろコースを勉強中で、まだ上手に走れないのですが、もう少し速く走れるように練習したいと思います。 (先頭に立ってからは)開けられるだけ開けて、と思っていましたが、コースバラバラになったり、少し滑らせたりして、最後ギリギリで勝てたので、もっと勉強します。
今年に入ってから流れがすごく良いんですけど、ここであぐらをかかず、半年後、1年後を見据えて努力したいと思います。
(P-Navi編集部)