▼開催展望
▼加藤慎平の開催展望・決勝予想
▼勝ち上がり
▼バンク情報
▼直近優勝者一覧
日本選手権とは
今年で第79回目を数え、G1の中でも最も歴史と格式があるG1開催。S級S班や選考期間内の獲得賞金上位選手ら162名のトップレーサーが集結し、6日間の激戦を繰り広げる。今年は9年ぶり5回目となる名古屋競輪場が舞台となる。
開催展望
4月から犬伏湧也がS班入りし、この日本選手権からS班9名がそろって出場となる。
近況のビッグレースは近畿勢が席巻。昨年10月の寛仁親王牌を古性優作、11月の競輪祭を脇本雄太が制すると、今年3月のウィナーズカップまで両者が交互に優勝している。さらに寺崎浩平らの台頭もあり、今回も近畿勢がシリーズを引っ張っていく。
戦力的には南関東勢が対抗か。郡司浩平、岩本俊介、そして深谷知広を中心に結束を見せる。とくに深谷は今年3月の名古屋記念G3を制しており、再度の好走となるか。
眞杉は全日本選抜、ウィナーズカップでビッグ連続優出中。本来のタテ勝負も増え、初のダービー王戴冠を目指す。
スピードバンクの名古屋で新山響平や犬伏湧也の機動力もより威力を増しそう。犬伏マークから高知記念優勝を果たした清水裕友、4年ぶり2回目のダービータイトルを狙う松浦悠士も巻き返し必至だろう。
今回も近畿の勢いは続くのか、ストップをかける選手、地区が出てくるのか。今年もダービー王の称号をめぐる6日間の激戦から目が離せない。
※4月22日現在

加藤慎平の開催展望
ゴールデンウィーク真っ只中、4月29日に名古屋競輪場で第79回日本選手権競輪(G1)、通称ダービーが開幕する。
今年の優勝賞金は超ド級の8,700万円。
副賞込みなら、なんと9,400万円である。
この『味噌カツ100年分』の高額マネーと『ダービー王』の称号を懸け、全国162名が6日間の長丁場で火花を散らす。
注目の今年はやはり脇本雄太、古性優作の近畿ダブルエースを筆頭に、今や走るたびにそのミナギった自在戦からファンの間では「マスギっちゃう」とまで称されるほどの眞杉匠、そしてナショナルチーム所属の太田海也や中野慎詞などてんこ盛りだ。
ダービーの1つのポイント、それは間違いなく『勝ち上がりの難しさ』にある。
1次予選は3着、2次予選はなんと2着マスト(3着ボーダー)と言う非常にタフな5日間を勝ち上がり続け、やっと決勝戦にたどり着く、まさに競輪版『筋肉番付け』。
そして、優勝せずとも準優勝(2着)の賞金でも4,251万円と岩本俊介が昨年グランプリに出走した大きな要因になるなど「ダービー貯金」と言う競輪界のトレンドワードが生まれたほど特別な開催なのだ。
さぁ、優勝賞金『手羽先94万本』を懸けた熱い名古屋ダービーの激闘を見届けよう!
加藤慎平の決勝予想
決勝当日の朝に公開予定!お楽しみに!
勝ち上がり

1走目は一次予選と特別選抜予選に分かれる。特選は3着以内で4日目のゴールデンレーサー賞に進出でき、この時点で準決勝が確定(失格等は除く)するためアドバンテージは大きい。一次予選は3着までが二次予選に進出、二次予選は2着までと3着から4名のみが準決勝へと勝ち上がる。
バンク情報
「戦法の有利不利が少ないスピードバンク」
名古屋バンクは周長400mで、みなし直線は58.8m。スピードバンクとして知られ、軽くてタイムが出やすい。クセがない標準的な400バンクで、カントはややきついが、どの戦法でも走りやすいため、有利、不利は少なく、先行から追い込みまで力を存分に発揮することができる。バック側は芝生席で建物がないため、ここを風が吹き抜けて、バック追い風になることがあるので要注意。
連対時の決まり手は
1着(逃23%、捲31%、差46%)
2着(逃23%、捲11%、差23%、マ43%)
高速バンクのため、脚力や調子通りの結果になりやすい傾向がある一方で、ハイペースの展開にも少なくなく、捲り、差しの決まり手も多い。
最高上がりタイムは2013年9月8日にシェーン・パーキンスが記録した10秒4。

直近優勝者一覧
昨年は平原康多が悲願のダービー初制覇
2024年いわき平:平原康多
2023年平塚:山口拳矢
2022年いわき平:脇本雄太
2021年京王閣:松浦悠士
2019年松戸:脇本雄太
2018年平塚:三谷竜生
更新情報
◆予想に役立つデータ分析(4/25公開予定)
◆直前展望(4/26公開予定)
◆前検日レポート(4/28公開予定)
◆初日〜最終日レポート(4/29公開予定)
◆加藤慎平の決勝予想(5/4公開予定)