2023/04/29(土) 21:09
第5回大阪・関西万博協賛競輪in久留米(3日目)
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【久留米競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
根田空史が赤板から動いて、伊藤慶太郎を抑える。打鐘から山根将太がスパートするが、根田も譲らず、両者の主導権争いになる。最終BSで山根が出切るも、前団の争いを伊藤が捲り切り1着。伊藤マークの小林圭介が2着で関東ワンツー。山根の3番手から塚本大樹が3着に入線した。
1着/伊藤慶太郎(S2・埼玉107期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:初
前が取れたら、前受けをしたいと思っていました。先行したい気持ちもありましたが、中団の根田(空史)さんの遅めの動き出しを予想していました。その中で、しっかり動けているので、悪くなかったと思います。初日よりも身体が軽く余裕もありましたね。明日も、さらに軽くなると思います。
決勝は、自力。
2着/小林圭介(S2・茨城83期)
今回成績:一4・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:初
今日は、(伊藤慶太郎に)全てを任せてだったので、自分は踏み出しに注意していました。踏み出した感触などは、3日間で一番、良かったです。(ゴール前は)慶太郎が強すぎて、差し込めなかったですが、しっかり追えたので状態は悪くないと思います。決勝に乗れただけでラッキー。この流れを大切にするだけです。
決勝は、橋本壮史の後ろ。茨城3番手。
3着/塚本大樹(S2・熊本96期)
今回成績:一4・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:初
根田(空史)は捲りかカマシだと思っていました。先行するとは思っていなかったです。脚には余裕がありました。状態は、連日上がりタイムも良く脚に余裕があるのでいい感じだと思います。
決勝は、林君の番手。
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【久留米競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板で小森貴大が上昇し先頭に立つと、打鐘前に橋本壮史が仕掛けて、小森を叩いて主導権を握っていく。3番手から小森が捲りを狙うも、橋本マークの柿澤大貴がけん制。関東両者が優勢のまま直線に向き、柿澤が差し脚を伸ばして1着。直線詰めた嵯峨昇喜郎が2着、逃げた橋本が3着に粘った。
1着/柿澤大貴(S1・長野97期)
今回成績:一1・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(21年7月富山以来)
橋本(壮史)君が2車でも先手を取ってくれて、熱い気持ちを感じました。最終2コーナーで内に来た嵯峨(昇喜郎)君は見えなかったので、危ない感じになってしまいましたね。落車が無くて良かったです。感触は、最近では一番いいと思います。ダービー出場組が居ないですがG3はG3、この開催に向けてやってきたので、優勝したい思いしかないですね。
決勝は、伊藤(慶太郎)君の番手。
2着/嵯峨昇喜郎(S1・青森113期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年8月函館以来)
決勝に乗れるとは思っていなかったです。状態は、しっかりコースも見られているので、悪い感じはないです。最終HSで前との差が詰まったので仕掛けたのですが、全く進まなかったので、立て直そうと思いました。道中で脚力を使っていなかったので、脚は溜まっていて、最後はしっかり追い込めました。
決勝は、単騎で自力。しっかり競輪祭の権利を狙っていきたいです。
3着/橋本壮史(S2・茨城119期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初
決勝進出は、嬉しいのですが、あまり現実味がなくて、本当に乗れたのかなという感じです。自分は、レースの組み立てが苦手で、そのミスするところを修正して、一歩一歩の感じですね。昨日より掛かっていない感じがありましたが、自力選手として最終4コーナーまで先頭でと思っていました。10Rの伊藤(慶太郎)さんの走りに刺激をもらったので、自分のやれることをやろうと。体調は、問題ないと思います。
決勝は、朝倉君の番手。しっかり力を出し切れるレースをしたいです。
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【久留米競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
打鐘で朝倉智仁が晝田宗一郎を叩いて、関東ラインがレースの主導権を握っていく。最終HS前から林大悟も巻き返しを狙い中団外まで上昇し、晝田と並走に。朝倉の逃げで、番手から岡田が差し脚を伸ばして1着。2着に朝倉が粘ってワンツー決着。最終BSから再度踏んだ林が混戦の3着争いを制して優出切符を掴んだ。
1着/岡田泰地(S1・栃木100期)
今回成績:一2・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:初
朝倉(智仁)とは相性がいいので、信頼して付いていました。今日は強かったですね。感触も良かったし、朝倉とワンツーで最高です。自転車を調整したのが、いい方向に出ました。明日が楽しみです。
決勝は、小林(圭介)さんの後ろ。4番手。
2着/朝倉智仁(S1・茨城115期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(21年2月いわき平以来)
昨日、先輩の山岸(佳太)さんを付けて、しょうもないレースをしたので、その反省を活かしながら戦いました。橋本(壮史)さんや先輩方に、先行の仕方をアドバイスしてもらい、それがいい方向に向いたのかなと思います。仕掛け方は、自分の思っている通り、ベストな感じでした。
決勝は、自力です。茨城の先頭。
3着/林大悟(S1・福岡109期)
今回成績:特8・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初
ラインで決められなかったので。雨が凄すぎて何も見えなかったです。(最終1センター付近で晝田宗一郎と絡み)こけなくて良かったです。最後、1着まで届けば良かったですが、3着までなので、なんとも言えないですね。感触は、悪くないです。
決勝は、自力。(塚本)大樹さんとがんばります。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日・12R=S級決勝】
1/林大悟(S1・福岡109期)
2/柿澤大貴(S1・長野97期)
3/橋本壮史(S2・茨城119期)
4/小林圭介(S2・茨城83期)
5/塚本大樹(S2・熊本96期)
6/伊藤慶太郎(S2・埼玉107期)
7/嵯峨昇喜郎(S1・青森113期)
8/岡田泰地(S1・栃木100期)
9/朝倉智仁(S1・茨城115期)
注目の並び想定は
1林-5塚本
6伊藤-2柿澤
9朝倉-3橋本-4小林-8岡田
7嵯峨
ファイナリスト6名がG3初優出となった決勝。
林大悟の番手に塚本大樹が付く九州2車。
伊藤慶太郎の後ろには、準決勝と同じく柿澤大貴が続く2車。
朝倉智仁には、橋本壮史、小林圭介の茨城勢に岡田泰地が続く茨城栃木の4車ライン。
そして、嵯峨昇喜郎は単騎の競走となった。
関東から6名が進んだ決勝は、朝倉と伊藤を先頭に別線に。雨足の強い中、主導権を握りワンツー決着した朝倉の先行力が他を凌げば、栃茨ラインが上位を独占しそう。
力強い捲りもある伊藤や、地元戦で奮起したい林は、どのような作戦で戦うのか。また、単騎で一発にかける嵯峨の動向も気になるところだ。
誰が勝ってもG3初優勝。そして、競輪祭の権利取りもかかっている一戦にご注目ください。
\久留米G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目6R=S級選抜】
「通算500勝を達成!」
1着/中川誠一郎(S1・熊本85期)
ギリギリ届きました。どこで取っても、1着は嬉しいです。ゴールは、微妙だなと思ったのですが、お客さんが「おめでとう」と言ってくれたので、届いたのかなと。思い出の1勝は(2016年静岡競輪の)ダービーですね。今後の目標は、熊本競輪復活の時に絶対に走りたい。それと、ワッキー(脇本雄太)達みたいに、凄いレースを見せられるかは分からないのですが、散り際の美しさを表現するじゃないですが、泥臭く着を目指すように頑張りたいです。
【500勝達成記録】
中川選手の通算500勝達成は、2023年4月20日に達成した山原さくら選手以来通算47人目(男子選手のみの場合は44人目)で、デビューから22年8カ月14日(デビュー日を含まない)での達成。登録日から22年10ヶ月28日(登録日を含まない)での達成となりました。
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【大阪・関西万博協賛競輪プレイバック】
2022年8月岸和田G3
第3回優勝:山本伸一
2021年6月福井G3
第1回優勝:柴崎淳
第2回は2021年1月の向日町F1で優勝は長島大介
第4回は2023年1月の別府F1で優勝は眞杉匠
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【久留米競輪レポート・プレイバック】
2022年10月熊本記念in久留米G3
優勝:郡司浩平
2022年6月久留米記念G3
優勝:北津留翼
2021年10月熊本記念in久留米G3
優勝:嘉永泰斗
2021年6月久留米競輪G3
優勝:吉田拓矢
2020年10月熊本記念in久留米G3
優勝:郡司浩平
2020年6月久留競輪G3
優勝:清水裕友
2020年3月国際トラック競技支援競輪G3
優勝:菅田壱道
2019年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中川誠一郎
2019年6月久留競輪G3
優勝:平原康多
2018年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中川誠一郎
2018年6月久留競輪G3
優勝:浅井康太
2017年10月熊本記念in久留米G3
優勝:古性優作
2017年6月久留競輪G3
優勝:長島大介(P-Navi編集部)