久留米G3(最終日)レポート

2020/03/22(日) 21:12

久留米G3(最終日)レポート

2020年3月22日

久留米G3(最終日)第10回国際自転車トラック競技支援競輪

【12R=S級決勝】

1/阿竹智史(S1・徳島90期)
2/岡村潤(S1・静岡86期)
3/菅田壱道(S1・宮城91期)
4/志村太賀(S1・山梨90期)
5/南修二(S1・大阪88期)
6/久米康平(S2・徳島100期)
7/櫻井正孝(S1・宮城100期)
8/藤井栄二(S2・兵庫99期)
9/竹内翼(S1・広島109期)

スタートで牽制があったものの、1・阿竹が出る形に。
初手の隊列は961・732・85・4となる。

まずは藤井が上昇を開始し、赤板で竹内を押さえて先頭に立つ。

赤板2コーナーから櫻井が一気にスパート。
打鐘で藤井を叩き切り、主導権を奪い返す。

櫻井の先行で、最終HSは732・85・4・961で通過していく。

最終1コーナーで中団の藤井が捲りに出る。

車間を切って警戒していた菅田。
最終BSで藤井に合わせて、番手捲りで抜け出しを図る。

俊敏に切り替えた南が菅田を追う。

南も直線で詰め寄るが、菅田がそのまま押し切って優勝。
G3の優勝は2009年・久留米、2018年・大宮に次いで通算3回目となった。
2着は南、3着は単騎戦で近畿ラインの後位からレースを進めた志村が入線した。

優勝/菅田壱道(S1・宮城91期)
今日は櫻井君に全部、任せていました。
作戦もなかったのですが、思った通りに櫻井君が動いてくれて、呼吸が合っていましたね。
瞬時の判断も良かったし、後ろで見ていても、本当に頼もしかったです。
自分も番手でやれることをやって、シッカリと櫻井の先行に応えようと。
番手からの仕掛け所は難しかったです。
最後も無我夢中で、全然、後ろの状況は分かっていませんでした。
でも、櫻井の先行を無駄にすることはできませんからね。
10年前はここの記念を自力で獲った。
だけど今回は後輩の思いもあったし、色々なものが乗っかって優勝できた。
一味違いますね。
このレースを北日本の後輩たちも見て、何かを感じ取ってくれたら嬉しいです。

【11R=L級ガールズ決勝】

1/林真奈美(L1・福岡110期)
2/山口伊吹(L1・長崎116期)
3/太田りゆ(L1・埼玉112期)
4/石井寛子(L1・東京104期)
5/蓑田真璃(L1・千葉110期)
6/大谷杏奈(L1・愛知110期)
7/南円佳(L1・鹿児島116期)

スタートで大谷が出る。
隊列は誘導以下、6・2・1・7・4・3・5で整い、周回を重ねていく。

林、太田がそれぞれ前との車間を開けていくが、動きはないまま打鐘を迎える。

打鐘後4コーナー、中団の南がスパートして、主導権を奪いにいく。
南の仕掛けに対して、太田が追走するが、山口も飛びついていく。

最終2コーナーで太田が捲りを放ち、最終BSで南を捕えて先頭に立つ。

捲った太田を、林、石井が追走していく。

太田、林、石井の3者による横一列のゴール前勝負。
この接戦を1/8車輪差で太田が押し切っての優勝。
2着に石井、3着に林が入線した。

太田は2018年11月の京王閣以来、通算8回目のガールズケイリン優勝となった。

優勝/太田りゆ(L1・埼玉112期)
初手で前が南ちゃんだった。
連日、彼女は動いていたし、今日も動いてくれるのかなとは思っていました。
彼女が動いたらついていこうと思っていたんですけど。
伊吹ちゃんが飛びついたことで番手に入れなかったので、どうしようかな?と、一瞬、思いました。
でも、その時点で2コーナーくらいだったので。
並走して脚を使うよりもここからなら仕掛けたほうが良いなと。
必死にダッシュして、仕掛けました。
後ろに寛子さんがいるもの確認済み。
あそこから押し切れなかったら、自分の弱さ。
また、トレーニングするだけですから。
相手は胸を借りる先輩ですから、差されても仕方ないという気持ちで仕掛けました。
ゴールでは差されたなと思いましたよ(苦笑)。
真奈美さんが間に入っていなかったら、差されていたかも知れません。
でも、私も本当に勝ちたい気持ちが強かったので。
今後はまだ分かりませんが、コーチにもレースを多く走るように言われています。
これまでよりは顔を出すことが増えると思いますので、宜しくお願いします(笑)。(P-Navi編集部)

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