2022/12/24(土) 20:32
開設72周年記念「椿賞争奪戦」(3日目)
※レインボーカップチャレンジファイナル(前検日)レポートはこちら
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【10R=S級準決勝】
赤板過ぎに伊藤慶太郎が小松崎大地を叩いて先手を奪取。8番手から伊藤信が仕掛けると、伊藤マークの宿口陽一のけん制をしのぎ、最終HS過ぎに先頭に立つ。嘉永泰斗も最終HS前から捲りを打ち、最終2コーナーで伊藤をとらえると、後続を振り切って今開催3連勝のゴール。伊藤の番手からスイッチした村田雅一が2着。嘉永と連携の田中誠が宿口との争いを微差制して3着。
1着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:一1・二1・準1
通算G3優勝:1回(21年10月熊本記念in久留米)
状態がいいので無意識に反応できているところがあります。連日、力を出し切れていますね。疲れが抜ければ、パフォーマンスに問題はないと思います。
(決勝は)自力です。
2着/村田雅一(S1・兵庫90期)
今回成績:一2・二2・準2
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:9回目(22年11月四日市以来)
しんどさから言ったら今日が一番キツかった。連日、先頭の選手を抜けていないが、2着は確保できているので、明日はしっかり抜けたらいいと思います。今年これで最後のレースですが、いい勝ち上がり方をできているので頑張りたいです。
決勝は、(野原)雅也に付けます。番手。
3着/田中誠(S1・福岡89期)
今回成績:一2・二4・準3
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:13回目(21年10月前橋以来)
嘉永(泰斗)が赤板で外へ持ち出して、そのまま仕掛けて、これ以上ギアが上がらなかったです。気合いで追いかけるしかなかったです。集中していたと思います。いい感じがでていたし、日増しに良くなっている感じがします。
決勝は、九州の4番手。
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【11R=S級準決勝】
野原雅也を抑えた大石剣士が後ろを警戒しつつ、ペースを上げて先行態勢に入っていく。静岡ラインが主導権取りで、4番手に野原、6番手に山田英明の一本棒のまま、打鐘を通過。最終HSから野原が捲りを打つと、大石マークの渡邉雄太がけん制しつつ、番手から捲り発進。野原も粘るが、渡邉が振り切って1着。2着に野原。最終2センターから巧みなコース取りで外伸びた大川龍二が3着に入線。
1着/渡邉雄太(S1・静岡105期)
今回成績:特5・二4・準1
通算G3優勝:2回(18年12月伊東記念)
(最終ホーム過ぎに)一回けん制をしたが、(野原の)スピードが良さそうな感じがあって、もう一度けん制をしたら被りそうだと思い、番手から出ました。大石(剣士)君のおかげだと思います。(静岡)3人で決勝に乗りたかったです。
決勝は、自力。
2着/野原雅也(S1・福井103期)
今回成績:特2・二1・準2
通算G3優勝:1回(20年12月広島記念)
初手は、山田(英明)さんより前にいたかったので、中団を考えていましたが、前からになってしまいました。緩んだところをしっかり仕掛けたいと思っていましたが、(最終HS過ぎ渡邉雄太に)一瞬で合わされてしまった。そこからは我慢でした。そんなにいい感じはないのですが、決勝に進めているので、結果的にいいのかなと。位置を取って仕掛けられたのはよかったと思います。
決勝は、自力。しっかり頑張ります。
3着/大川龍二(S2・広島91期)
今回成績:一1・二3・準3
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:3回目(21年4月奈良以来)
今日のようなメンバーで戦う時に、しっかり位置が取れないのは大きな反省点。来年に向けて、しっかりやっていきたいです。コツコツやってここまでこられました。見つめ直して、改善し、着を重ねていくことが、いい方向につながっていると思います。
決勝は、中野(慎詞)君の番手。サンタクロースさんの後ろです。
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【12R=S級準決勝】
前受けの南潤が、上昇する山崎賢人を突っ張ると、中団は内に中野慎詞、外に山崎で並走となる。打鐘から外並走の山崎が仕掛ると、南も合わせて踏んで、山崎を出させない。山崎は先行する南の番手に入る形になるが、打鐘過ぎに中野がスピード良く仕掛けると、最終2コーナーで逃げる南を捕えて、そのまま押し切り3連勝。中野を追った山崎が2着。一度は山崎と連携が崩れるも、3着は中本匠栄が入線した。
1着/中野慎詞(S2・岩手121期)
今回成績:一1・二1・準1
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:2回目(22年9月青森以来)
打鐘では、33バンクだし、内に包まれていて、引いてからでは遅いと思ったので、勝負に出るしかないと腹をくくっていきました。スイッチが入ってしまい、強引になってしまいましたね。最後まで踏み切れたので、脚の状態はいいと思います。調子はだんだん上がってきている印象です。
決勝は、自力。自信はあるので、積極的に走れたらと思います。
2着/山崎賢人(S1・長崎111期)
今回成績:特8・二1・準2
通算G3優勝:1回(18年11月取手記念)
展開は想定内でした。(中野慎司の仕掛けに)追いつく感じはなかったですね。、感じは今日が一番よかったです。明日、しっかり頑張ります。
決勝は、嘉永の番手。
3着/中本匠栄(S1・熊本97期)
今回成績:特3・二2・準3
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:10回目(22年5月宇都宮以来)
※伊東では2020年9月に共同通信社G2を制覇
(山崎)賢人、中野(慎司)君のダッシュが良過ぎて2人ともいなくなりました。もう少しダッシュ力をつけないと、付いていくのは厳しいですね。とりあえず賢人を追いかけないといけないと思って必死でした。迷惑をかけましたが、最低限、追い上げられて、一杯いっぱい凌いでいる感じです。ゆっくり休んでケアして、明日はできることを精一杯やります。
決勝は、九州の3番手。
※通算G3優勝の( )は前回のG3優勝
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【最終日・12R=S級決勝】
1/渡邉雄太(S1・静岡105期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/中野慎司(S2・岩手121期)
4/村田雅一(S1・兵庫90期)
5/山崎賢人(S1・長崎111期)
6/田中誠(S1・福岡89期)
7/野原雅也(S1・福井103期)
8/大川龍二(S2・広島91期)
9/中本匠栄(S1・熊本97期)
注目の並びは
2嘉永-5山崎-9中本-6田中
3中野-8大川
7野原-4村田
1渡邉(単騎)
決勝は、嘉永泰斗の番手に山崎賢人、中本匠栄、田中誠の並びとなった九州勢が4車ラインを形成。
中野慎詞の後ろには、広島の大川龍二が付いて2車連携。
野原雅也の番手は、村田雅一が続く近畿ライン。
そして、地元の渡邉雄太は単騎戦となった。
無傷の3連勝で勝ち進んだのは、嘉永泰斗と中野慎詞。ラインの長さを活かし、主導権を握り九州勢で上位独占を目論む嘉永に対して、記念初優勝を目指し、積極策も辞さない中野がどう挑むのか。また、いい感じはないと話すが、動きのいい野原の動向も気になる。唯一地元から勝ち上がった渡邉も単騎で一発を狙ってくるに違いなく、混戦が予想される。
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\伊東温泉G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目・9R=S級特選】
自分のレースで印象付ける
1着/渡邉雅也(S2・静岡117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
こんな豪華なメンバーで、まさか1着を取れると思っていなかったので、いい形で勝てたのかなと思います。調子が良かったのに、初日の勝ち上がりを逃したのはもったいないなかった。その後は、次につなげるレースをして、明日は特別優秀で走れるので、最善のことができました。明日も、自分なりのレースをして印象を与えられたらいいと思っています。
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【伊東温泉競輪のレースレポート】
伊東温泉記念(2021年)優勝者:新田祐大
共同通信社杯(2020年)優勝者:中本匠栄
競輪ルーキーシリーズ(2020年)優勝者:山口拳矢
伊東温泉記念(2019年)優勝者:三谷竜生
国際自転車競技トラック支援(2019年)優勝者:グレーツァー
伊東温泉記念(2018年)優勝者:渡邉雄太
伊東温泉記念(2017年)優勝者:早坂秀悟(P-Navi編集部)