ティアラカップ(前検日)レポート

2022/09/18(日) 18:32

ティアラカップ(前検日)レポート

2022年9月18日 名古屋競輪

「ティアラカップ」前検日

ガールズケイリン10周年記念の企画レース「ティアラカップ」が共同通信社杯・最終日の第11レースに実施されます。
選考基準は2012年から2021年のガールズグランプリ優勝者のうち、今年の4月から6月の平均競走得点上位者(7人に満たない場合は、ガールズグランプリ2位者、3位者から選出)。チャリレンジャーからは初代グランプリ覇者の小林莉子選手と、第3回&第5回覇者の梶田舞選手がエントリー。前検日にはガールズケイリンを彩ってきたグランプリ歴代女王が集結する「ティアラカップ」に挑む2選手にインタビューしました!
なお、今回はガールズケイリンの新デザインのレーサーパンツでの出場となるので、そちらも要注目です!

トークショーに臨むガールズ
トークショーに臨むティアラカップ出場の7選手

記念撮影に臨むガールズ
来場のファンに記念撮影のプレゼント

※平塚競輪での「ALL GIRL’S 10th Anniversary」のレポートはこちら

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【共同通信社杯(最終日)11R=ティアラカップ】
小林莉子
「いつも通り自分のスタイルを崩さずに」
3番車:小林莉子(L1・東京102期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

-アルテミス賞を含めて、6場所連続の優勝と着実に状態が上向いているように感じます。
「そうですね。気持ち的にも乗っているし、状態面も悪くないです」

-賞金ランキングは7位につけています。
「いつも、際どいところにいますよね(笑)。グランプリについては、際どい争いなのですが、気にしすぎて小さい走りにならないことをテーマにしています。例年みたいに、ランキングもシビアには見ていないですね。頑張って課題をクリアしている先が、グランプリに繋がればと思っていますし、そうすればグランプリでも成績を残せるのかなと思っています」

-以前のインタビューでは「今年は昨年ほどの爆発力がまだない」と言っていましたが。
「武雄の開催も3日間バックを取るレースをできればいいなと思って参加して、その通りにできていますし、難しいメンバーの戦いでも自分の思ったレースができているので、そう考えると年明けに比べれば、修正できているのかなと思います。ただ、まだもうひとつ足りないなという気はしていますね」

-今回はニューデザインのレーサーパンツですが、いかがでしょうか。
「黒にしてほしいという意見は、デビューしてからも多い意見でしたし、自分自身も意見を上げていました。この機に変わってくれたのは、嬉しいという気持ちはありますね。だいぶ見た目も違うので、お客さんも心機一転で、面白くなるのではないかなと思います」

-ティアラカップはガールズグランプリで好成績をあげた選手から選抜されましたが、メンバーを見て印象は?
「強い人が多いし、勢いある人もいるので、そういう意味でも、いつも通り自分のスタイルを崩さずに、ゴール前勝負ができればと思っています」

-最後にファンに一言をお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。この新しいティアラカップという開催で優勝して、名前を残せるように頑張りたいと思います」

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梶田舞
「ファンの応援に感謝して走ります」
5番車:梶田舞(L1・埼玉104期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

-まずは前回のビッグレース、アルテミス賞はいかがでしたか。
「全然走れていなかったのに、選んでいただいて、もう感謝しかありませんでした。それに向けて復帰も早くして、競輪祭を目指していたのもありましたが、とにかく走って戻そうと思って。でも、やっぱり周りのレベルも上がっていましたし、まだ追いつけず、力の差を感じました。また来年も乗りたいと思うので、またここから頑張ろう、そう思いました」

-前場所の函館は途中欠場でしたが、そこからここまでは?
「アルテミス賞がが終わってから、練習でバンクに入り始めました。でも、いきなり頑張りすぎてしまって。力の差が大きかったのもありましたが、ちょっと練習をしすぎてしまって、函館は申し訳なかったです。その後も、あきらめずにバンクに入って、もっと良くなろうとやってきました」

-今回はグランプリ優勝者を中心とした企画レースになります。
「歴代チャンピオンの方々、または成績を出したメンバー。ガールズケイリンで何かを持っている選手ばかりだと思っています。明日の一発レースで、楽しんでもらえたらいいなという気持ちがありますね」

-今回はニューデザインのレーサーパンツになります。
「みんなみたいに良いことが言えていないんですけど、黒だと汚れが目立たないので(笑)。私はデビュー戦で買ったレーサーパンツをずっと履いていて、ずっと同じものしか使っていないので、ボロボロでした。新しいものは嬉しいですね(笑)」

-明日の戦い方は?
「私はまだ自力を出す脚が戻っていないので、自在ですが、バンクに入って練習してきたので、それを少しでも出せたらいいなと思います」

-最後にファンにメッセージをお願いします。
「ガールズグランプリのチャンピオンも、応援してくださる方のおかげで、2回も獲らせていただきました。癌から復帰したのも、応援してくれる方がいるから戻ろうと思いましたし、苦しい人がいたら助けたいと思ったからなんです。皆様に支えられて、10周年が迎えられて、しかも、このレースを走ることができる。本当に幸せだと思います。一生懸命に走るので、ぜひ応援をよろしくお願いします」

【11R=ティアラカップ】
1/児玉碧衣(L1・福岡108期)
2/石井寛子(L1・東京104期)
3/小林莉子(L1・東京102期)
4/中村由香里(L1・東京102期)
5/梶田舞(L1・埼玉104期)
6/奥井迪(L1・東京106期)
7/荒牧聖未(L1・栃木102期)

【ティアラカップ出場メンバー紹介】
児玉碧衣
1/児玉碧衣(L1・福岡108期・27歳)
ガールズGP:18、19、20年優勝
賞金ランキング:1位

川崎の前に体調を崩しまして、川崎の3日間は、上がりもかなり悪いタイム。良い状態の時に比べればまだまだですが、名古屋まで急ピッチに、できる限りの練習はしてきました。グランプリ優勝した人が走れる特別なレースですし、その第1回の優勝者に自分の名前は刻みたいと思います。明日は自力です。

石井寛子
2/石井寛子(L1・東京104期・36歳)
ガールズGP:17年優勝
賞金ランキング:5位

2場所(大宮、函館)優勝できて、不安要素は消してこられたと思います。負け続けると、勝つことが難しかったりするので。今年前半までは良かったですが、7月からは勝てない日々が続いたので、何とかしないと後半に持ってこられないと思っています。ティアラカップはグランプリに出続ける意味がここにあったなと思うし、1回の優勝でたくさん得るものがありました。明日は自在にいきます。

小林莉子
3/小林莉子(L1・東京102期・29歳)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
ガールズGP:12年優勝
賞金ランキング:7位

バンクに入ったり、ウエイトしたり、自宅でトレーニングしたりで、状態は変わらずです。賞金ランキングはあまり気にせず、頑張っている先に結果が付いてくれば。もちろん優勝はしたいです。この大会はグランプリで成績を残した選手しか走れないので、こういう一発を獲って、生き残っていきたいと思っています(笑)。明日は自在に良い位置を取って勝負したいです。

中村由香里
4/中村由香里(L1・東京102期・41歳)
ガールズGP:13年優勝
賞金ランキング:20位圏外

10周年記念でティアラカップが開催されることを聞いて、高いモチベーションで練習やレースに臨めたおかげで、ここ数年では一番成績が良いです。今の自分ができる、練習や状態は完璧に仕上げてきたつもり。この機会をいただいたのは、今後につながるし、自分を探せてよかったと思っています。ガールズケイリンとして恥じない、今自分ができる精一杯のレースで頑張りたい。明日は自在です。

梶田舞
5/梶田舞(L1・埼玉104期・35歳)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
ガールズGP:14、16年優勝
賞金ランキング:20位圏外

手術後は1人か、ほぼ室内練習でしたが、オールスターが終わってからバンクに入らせていただいて。力が弱っていた分、必死にやりすぎて、調子を壊してしまいましたが、ここに向けて一生懸命にやってきたので、その効果が出るように頑張りたいと思っています。10周年はたくさんの方が支えてくれましたし、その中で仕事ができることがありがたいので、ただ一生懸命に走るだけです。明日は自在で頑張ります。

奥井迪
6/奥井迪(L1・東京102期・40歳)
ガールズGP:16、17年に準優勝
賞金ランキング:8位

暑さが落ち着いて、調子も良くなってきました。先行で勝てているのも、自分としては良いかなと。久々にレースの間隔もあいて、しっかり練習もできてきたし、自信をもって臨めます。自分の競走をした結果で、優勝できればいいですし、もちろん優勝したい気持ちを持って走りたいです。いつも通り、力を出し切る競走をしたいと思います。

荒牧聖未
7/荒牧聖未(L1・栃木102期・32歳)
ガールズGP:12年に準優勝
賞金ランキング:16位

(前回の落車は)打撲と擦過傷で、しっかりケアして、練習の感じも全然大丈夫でした。10周年の記念のレースなので、ここに出られるのはすごく自分の中でも嬉しいですし、自分の持ち味をしっかり出して、一生懸命に戦いたいと思います。自分の力を出し切るように頑張ります。

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【過去のガールズグランプリ・レポート】
2021年月12月静岡
優勝:高木真備
2020年12月平塚
優勝:児玉碧衣
2019年12月立川
優勝:児玉碧衣
2018年12月静岡
優勝:児玉碧衣
2017年12月平塚
優勝:石井寛子(P-Navi編集部)

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