2017/12/28(木) 21:17
平塚(1日目)KEIRINグランプリ2017
1/尾崎睦(神奈川108期)
2/梶田舞(栃木104期)
3/高木真備(東京106期)
4/奥井迪(東京106期)
5/児玉碧衣(福岡108期)
6/長澤彩(愛知106期)
7/石井寛子(東京104期)
号砲一発、梶田が内枠の利点を活かして、真っ先にSを取る。
外枠からは石井が積極的に前へ出て2番手に収まる。
すぐに隊列は整う。
梶田・石井・高木・尾崎・奥井・長澤・児玉の並びで、赤板周回までレースは静かな展開。
赤板の第1センターで、まず動いたのは5番手の奥井だった。
奥井がジワジワ上昇するのに合わせて、長澤と児玉も続く。
しかし、後団に押さえられる前に2番手の石井も仕掛けた。
石井が先頭に立ったところで打鐘。
内に石井と梶田が残り、外からは奥井と長澤が捲って4選手は横一線。
やや奥井リードで最終周回。
最終BS、長澤が垂れたところで、高木が3番手に。
梶田は依然、4番手をキープしながらの追走。
第4コーナーから最後の直線、奥井が渾身(こんしん)の逃げを見せるが、石井も必死に追う。
そして、ゴールライン手前で石井が一伸び、見事に差し切って1着。
2着は大逃げならずの奥井、3着には賢明な位置取りを見せていた梶田が届いた。
石井は5年連続(5度目)のガールズグランプリ出場で悲願の初V!
嬉し涙のガールズグランプリ制覇となった。
優勝/石井寛子(東京104期)
言葉にできないくらい本当に嬉しい。
これまでの4年間は無駄じゃなかったんだなと。
外枠だったけど冷静だった、絶対に前の方を取ってやろうと出ました。
後ろは全く見ていなかった。
打鐘前に1回、チャンスがあると思ってました。
先行のレースはあまりないので、先行の感覚が分からなかった。
ただ、出し惜しみしないで踏んでいくことだけ考えてました。
練習でも力んだら抜けないので、「力を抜いて」と、唱えながら踏んでました。
ゴールした時は差し切ったとは思ってませんでした。
敢闘門近くのお客さんからの「寛子、やったよ!」という声で、勝ったことを実感できた。
その瞬間は感極まりましたね。
昨年のグランプリで負けた時から、この日のためにやってきた。
でも、来年のことも考えてるので、まずは年明けのトライアルから良い成績を残したい。
そして、来年のグランプリでも連覇できるように。
賞金の一部はこれからよく考えて、災害で困ってる地域に寄付したいです。
ファンのみなさん、5年間、お待たせしてしまいました。
これからもガールズケイリンを盛り上げていきます。
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レース後、悔し涙の奥井
レースをVTRで振り返り、唇を噛み締める尾崎(P-Navi編集部)