2025/02/27 (木) 10:00
連日スポーツニュースや新聞、そして様々な媒体を賑わしているプロ野球のキャンプ情報。いわゆる「球春到来」。
今はYouTubeライブなどでもキャンプの様子を観ることができ、また各球団がSNSなどを駆使して多くの情報を発信しており、便利な世の中になったことを実感します。
様々な映像や記事が出てきますが、学生時代は野球部の投手だった筆者は、自然と投手に関する映像や記事を優先的に閲覧しています。
それにしても、今の選手は投げるスピードが速いのなんの。
高校生世代で150キロ台を計測するなど、昔では考えられないことが起きています。
その昔、140キロを出せば様々な媒体、そしてスカウトからも注目されていましたが、現在は語弊を恐れずいうと、140キロではさほど魅力のない時代に入っています。
ただ、当然、スピードが全てではないと重々承知しています。投手は打者に打たれないよう、さまざまな工夫を凝らして、打ち取ろうとしています。
その工夫のひとつに、「タイミングを外す」というのがあります。
球の緩急でタイミングを外すこともあれば、足の上げ方や振りかぶる時間を変えたりすることで、相手打者を翻弄します。
速いボールを投げても全く結果出ない投手がいます。
いわゆる「初速と終速が大きい」「緩急が苦手」「同じテンポで投げる」「コントロールが悪い」など。
※初速と終速:初速は投手の指から球が離れた瞬間の球速。終速は捕手に球が届く直前の球速。この差が小さい方が打ちづらい直球になるといわれています(一概にはいえませんが)。
速い球があってもいずれ目が慣れてくる打者。いい球を投げてもコントロールが甘ければ捉えられてしまうことも。
スピードボールにはロマンがありますが、それが結果に繋がるかといえばそうとも限らないのです。
話は変わって、オートレース。
オートレースも若い世代のスピードが際立つ昨今。2級車でも平気で3.2秒台を計測しています。
そしてオートレースも「スピードが全てではない」を体現する競技ではないでしょうか。
試走タイムが発表されると、
「これだけのタイムを出せば、さすがに1着を取るだろう」
という場面に遭遇したのは一度や二度ではありません。
きっと皆さんも同じ思いになったこともあるでしょう。
そして、これも皆さんご存知の通り、圧倒的なタイムを出しても、試走タイムが劣勢な選手に手こずり、1着どころか着外に敗れてしまうケースも数多くあります。
様々な展開がありますが、よくある展開のひとつに、
「前を走るベテラン選手に翻弄されて抜けないまま終わってしまう」
という場面です。
いぶし銀の「抜きづらい走り」に、スピードをもったところでなす術なく敗れてしまう若手選手たち。
皆さんもよく目にする光景だと思います。
当然、高配当という結果もありますが、そこは熟練のオートレースファンの皆さん。
「タイムだけではないんだぞ」
というところをしっかり把握されていて、割と人気サイドで決まり、他競技ファン、もしくはオートレース初心者の方からは
「なぜあの試走タイムで低いオッズしかつかないんだ!?」
と思わせる結果になることもしばしば。
スピードはあるものの、捌く技術、人を抜くテクニックをまだ持ち合わせていない。投手のスピードだけという話に通ずるところがあるのではないでしょうか。
投手は「速い球だけではダメなんだ」と悟り、コントロールや変化球を磨き、打者を打ち取っていく。
若手レーサーは捲りで抜けるようになり、さらに内から捌けるようになっていき白星が増えていく。
この辺りのプロセスが似ているように感じました。
そして、投手もオートレースも「スピードだけじゃない魅力」が詰まったものであり、時に見る者を痛快な気持ちにさせます。
パワーよりもテクニックで打者を打ち取る姿。技術を最大限に駆使して、振り回す打者をキリキリ舞させる技巧派投手。
そして後ろを抜かせないまま、まんまと逃げ切るオートレースの選手たち。
筆者の気持ちの高揚の仕方が似ているのです。
東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手。
元中日ドラゴンズの山本昌さん。
いわゆる技巧派の投手たち。もしお二人をオートレース選手に例えたら「試走偏差の少ない選手」かもしれません。
「大谷翔平、石川の緩急に全くタイミング合ってないじゃん」
「フォーム崩されて自分の打撃ができてないじゃん」
例えるとこんな感じでしょうか。
投手の「初速と終速」「緩急」「タイミング外し」
オートレースの「試走偏差」「展開」「走るコース」「抜くタイミング」
何か共通点がありそうな気がします。また同じように、スピードだけでは太刀打ちできない。これも野球、オートレースに共通する部分ではないかと考えます。
技巧派の投手の方が、現役生活が長くベテランの域に入っても活躍する印象があり、そこもオートレース選手のベテラン選手と重なるように見えてしまいます(前述の山本昌さんは、50歳まで現役生活を続けておりました)。
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7位〜9位 チャリカ1,000円分
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【オートレース/今後の記念レース日程】
3月5日(水)〜9日(日)
G1開設73周年グランプリレース(川口)
3月19日(水)〜23日(日)
特別G1共同通信社杯プレミアムカップ(浜松)
3月27日(木)〜31日(月)
G2ミッドナイトチャンピオンカップ(山陽)
(P-NAVI編集部)
森泉宏一
生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。