2020/09/25 (金) 16:38
9月15日、第35期オートレース選手候補生の入所式が茨城県下妻市にあるオートレース選手養成所で行われました。
今回は史上最多となる8人の女子候補生を含む20名の候補生が入所。
約9ヶ月の訓練を経て、来年の6月にデビューする予定となっています。
その35期の1期先輩となる34期の選手たちは昨年6月にデビュー。
既に初優勝を果たした選手、怪我に苦しむ選手など、道のりは様々です。
そして、最近の34期は1級車の練習も始まっています。
1級車の練習をすることで2級車が乗りやすくなるという話しも聞いたりしますので、1級車に乗り替わるまでの期間の動きにも注目したいところ。
今回はそのような34期にスポットを当てていきます。
(*成績は9月22日現在)
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石川哲也選手(伊勢崎)
父は同じ伊勢崎所属の石川岳彦(伊勢崎20期)選手。
高校は野球の名門・栃木県の文星芸大附属高校出身。
投手として栃木県ベスト4にも進出した実績を持ちます。
今年8月の川口開催では師匠の新井淳(伊勢崎23期)選手と共に、デビュー初優出。
節間の勢いから初優出・初優勝の期待も持たれましたが、5着に敗れました。
それでも、近況の勢いは目立っており、今後、追っていきたい選手の1人。
横田翔紀選手(伊勢崎)
師匠はあの『絶対王者』髙橋貢(伊勢崎22期)選手。
ここまで良走路では苦労する場面が多かったですが、湿走路では結果が出ていました。
9月に行われた地元・伊勢崎でのアフター6ナイターレースではデビュー初優勝。
これが、2000年代生まれで初の優勝選手となりました。
野本佳章選手(伊勢崎)
バイクやスポーツなどの全国優勝者、海外での成績優秀者らが対象となる入試特例選手の1人。
2016年バイク・トライアル世界選手権出場の経歴を持ちます。
養成所では優秀賞も受賞しましたが、デビュー序盤は苦戦。
しかし、今年ここまでに22勝をマーク、白星を量産しています。
上和田拓海選手(川口)
野本選手と同じ特例組。
ロードレースからの転身組で、小学4年生からポケバイを始め、高校生からロードレースの道へ。
阿部光雄(川口6期)元選手が監督を務める『チームノリック』にも所属していました。
養成所では最優秀賞を受賞。
その注目度に応え、デビュー節から4連勝と、鮮烈な印象を残しました。
昨年8月には初優勝を完全優勝で飾るなど、34期の筆頭格的存在。
今年、ここまで20勝。
8月には地元・川口で、自身初の記念レース出場も果たしました。
深谷俊太選手(浜松)
今年2月末にデビュー初勝利を飾り、ここまで12勝を挙げています。
さらに9月の地元戦は初日から3連勝で、見事にデビュー初優出。
優勝戦はスタートミスから早めに捕えられてしまい5着に敗れましたが、予選からの走りっぷりは覚醒したものを感じました。
雨を苦手にしていましたけれども、今月7日(川口)に初の湿走路で1着。
(公式発表は走路が乾いてきており、斑走路に近かったですが…)
難走路でのスタートで叩かれてしまいましたが、食らいついて逆転に成功しました。
早川瑞穂選手(山陽)
オートレーサーとしては珍しい大阪府出身。
関西大学出身で科学生命工学を学び、卒業後はメーカーにて研究職として勤務。
まさに、“リケジョ”。
また、学生時代は陸上ホッケー部にも所属し、全国大会で準優勝も経験しています。
さらに兄はボートレーサーの早川尚人(大阪91期)選手。
競技こそ違いますが、兄弟レーサーとしても注目を集めています。
デビューからここまで、未勝利(2着=2回)と、怪我も含め、苦しい戦いが続いている状況ですが。
一歩、一歩、着実に駆け上がって欲しい選手です。
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今回は6名の選手をピックアップしてみました。
若い選手の台頭は業界にとっても喜ばしいことだけに、34期を含めた若手選手の活躍に期待しています。
今後も、33期〜34期を中心に、若い選手をピックアップしていこうと、考えています。
是非、ご覧下さい!
【オートレース/今後の記念レース日程】
・9/30~10/4 G2ウィナーズカップ(浜松・デイレース)
・10/14~10/18 G2第31回若獅子杯争奪戦(山陽・デイレース)
・10/30~11/3 SG第52回日本選手権オートレース(川口・デイレース)
・11/19~11/23 G1第62回秋のスピード王決定戦(浜松・デイレース)
・12/5~12/9 G2オーバルチャンピオンカップ(飯塚・ナイターレース)
・12/16~12/20 G1第55回スピード王決定戦(山陽・デイレース)
・12/27~12/31 スーパースターフェスタ(川口・デイレース)
森泉宏一(もりいずみ・こういち)
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち
父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」
という慰めの言葉が唯一の救い
森泉宏一
生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。