2020/08/28 (金) 09:00
昔、知人が友人から「メインバンクは?」
そう尋ねられたところ「三菱UFJ」と、答えたそうです。
すると「岸和田ちゃうんかい!」と、突っ込まれたことがあるとか。
その方は大阪在住の競輪ファンで「バンク=レース場=岸和田競輪場」という意味で、聞いたそうです。
突っ込まれた友人は「人のことを何だと思っているんだ!」と、激しく憤慨(ふんがい)したそうですが(笑)。
さて、そんな“小話”は置いておきまして、今回はこの夏の出来事を振り返りたいと思います。
お盆開催の伊勢崎SGオートレースグランプリは“浜松のカリスマ”こと伊藤信夫(浜松24期)選手が優勝。
有吉辰也(飯塚25期)選手とのデッドヒートを制し、2007年の全日本選抜オートレース(川口)以来、13年ぶり5回目のSG制覇!
伊藤選手も有吉選手も私の好きな選手。
挫折を乗り越えてきた2人による優勝争いは観ていて、熱くなるものがありました。
伊藤選手とは伊勢崎オートの実況を担当していた頃、ロッカーで何度かお話しをする機会に恵まれました。
ベテランと呼ばれる年代に入っても向上心に溢れている、そんな印象が強いです。
考え方など、穏やかな口調ながらもその内容は伺っていて、本当に頷くことばかり。
レーサーとしてだけでなく、『生き方』の参考になると、感じるものでありました。
そして、注目のスーパーハンデから優勝戦進出を決めた青山周平(伊勢崎31期)は追撃からの3着。
スーパーハンデでのSG優勝とはなりませんでしたが、勝つだけでなく、観る者を楽しませてくれました。
「もしかしたら……」と、期待してしまう程の強さとエンターテイメントを兼ね備えたレーサー。
見せ場十分の5日間だったと、言って構わないでしょう。
チャリ・ロトの特設サイト内で展開しておりました私と熟知王さんの優勝戦前日予想、こちらは見事にハズレ。
予想がほぼ被っていなかっただけに、決着がつけばというところでしたが、勝負は次回以降に持ち越しとなりました。
話題は変わり、8月も絶賛放送中の『チャリ・ロト劇場 燃えろ!!オートレース』。
前回のコラムでの告知通り、8月19日の放送では矢尾明子さんが出演。
目標の3,000コメントには惜しくも届きませんでしたが、多くの方々にご視聴いただきました。
改めまして心より御礼を申し上げる次第です。
ロッカーリポーターならではの“選手の裏話”などもあり、視聴者からも大好評!
私も久々に矢尾ちゃんとの仕事ということで、存分に楽しませていただきました。
当日は川口オートのナイター最終日。
チャリ・ロトのスポンサード選手(チャリレンジャー)である片野利沙(川口32期)選手が優勝戦のメンバー入り。
デビュー初優勝の期待が高まりましたが__惜しくも準優勝。
翌日はミッドナイトオートレース(山陽オート)のオンライン観戦会。
オンライン観戦会は今回で3度目を迎えました。
前回、好評を博した2連単3点予想対決に加え、3連単払戻金バトルも開催。
こちらは出演者と参加者を3つのチームに分けた対抗戦。
6車立てで、堅い予想となるため、的中率ではなく、払戻金で競う形となりました。
しかし、残念ながら全チーム的中自体がゼロと、いきなりのピンチに……。
こちらは次回に向け、ルール改正は必至とのことです(苦笑)。
予想対決では参加者のみなさんからレース展開や予想について、お話しいただきました。
これはニコ生とは一味違う楽しみではないかと、思います。
さらにオンライン観戦会の良さは『お酒を飲みながら』できること。
ミッドナイトがより盛り上がる雰囲気があります。
我々、出演陣も飲みながらの仕事という『非日常感』があり、楽しさが倍増。
お酒を持ち込んで仕事をするなんて……。
景浦安武(水島新司先生の漫画『あぶさん』の主人公)とオンライン観戦会くらいではないでしょうか(笑)。
次回のオンライン観戦会では“リサマックス”こと片野利沙選手がゲストとして登場!
どんなお話しが伺えるのか?今から楽しみでなりません。
今後も様々な企画を行いますので、みなさんからのご応募をお待ちしております!
【オートレース/今後の記念レース日程】
・8/26~G1第44回キューポラ杯(川口オート・ナイターレース)
・9/9~G1第27回ムーンライトチャンピオンカップ(伊勢崎オート・ナイターレース)
・9/19~特別G1プレミアムカップ(山陽オート・薄暮レース)
・9/30~G2ウィナーズカップ(浜松オート・デイレース)
森泉宏一(もりいずみ・こういち)
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち
父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」
という慰めの言葉が唯一の救い
森泉宏一
生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。