閉じる

【九十九島賞争奪戦】中川誠一郎が先頭で、地元の井上昌己は3番手回り

2022/07/25(月) 23:30 0 16

佐世保競輪場で25日、「九十九島賞争奪戦(GIII)」3日目が開催された。九州勢は初日特選メンバーの井上昌己中川誠一郎山田庸平の3人が決勝戦に勝ち上がった。
▶予想を見る

決勝進出を決めた中川誠一郎(左)、山田庸平(中)、井上昌己

 初日特選は山田庸平を先頭に、井上昌己中川誠一郎で並んだ九州勢。山田は新田祐大にたたかれ、郡司浩平の捲りに屈して確定板に一人も上がることができなかった。それでもきっちりと軌道修正に成功し、2日目にバンクレコードを更新した中川は準決勝10Rで3着。山田と井上は準決勝11Rで1、2着に入ってファイナルに進出。初日特選の借りを返す舞台が整った。

 検車場で並びを決めている最中は山田が笑顔を浮かべるシーンも。どんな内容だったのかは想像するしかないが、和やかなムードに映った。結論は中川が先頭で、山田が番手回りの、井上が3番手に落ち着いた。初日特選とは異なる並び。まずは先頭を受け持った中川に経緯を聞いてみた。

「すんなりといえばすんなりかな。地元の昌己が3番手になるのだけがネックだったけど。昌己も受け入れてくれたので」。

和やかなムードで並びを決める3人

 準決勝では佐藤幸治を連れて積極策に出た。再び風を切るシーンが目に浮かんでくる。初日特選で「ワガママを言わせてもらって」番手回りだった井上昌己は、決勝は3番手回り。

「2人には世話になっているし、納得の3番手。自分がもっと自力の決まり手があったりしたら(番手を)主張していたかもしれないけど、そうじゃないので」。

 2人に対する信頼度の高さがうかがえた。地元の大将が3番手にいる。前を走る2人もその意味を感じながらの戦いになるはずだ。

真剣に話し合う場面も

 最後に山田庸平。3人の中で最年少ではあるが、重要な位置である番手回りになった。準決勝後のインタビューでは「九州から優勝者を出せるように」と話していた。それが自分なのか、井上なのか、それとも…。別線の動向もにらみつつ、どういう判断に出るのか、決勝戦の最大の注目になるだろう。(netkeirin特派員)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票