2022/07/22(金) 13:30 0 1
前橋競輪のミッドナイト「楽天Kドリームス杯(FII)」は25日に初日を迎える。今節は新人もデビューして、見所は以下の通り。(町田洋一)
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前期はS級1班の看板を背負って走っていた地元中島将尊。大敗ばかりで復調度が問題だが、A級戦なら一変するとみたい。少年の様な風貌はそのままで、ガールズの選手みたいな優しい雰囲気も漂っている。地元の親王牌で大活躍した実績もあり、このままでは終われない。まだ27歳だし、てっぺんを目指して頑張って欲しい。
直前の伊東開催では寺沼伊織がいたが自分で捲って優勝。あの動きが出来れば、地元戦も問題ない。中島マークは点数を持っている内田玄希。まだ動いているイメージもあるが、捲りの決まり手はなくなっている。それでもヨコよりタテ型なのは間違いない。
ラインの総合力の評価なら谷口明正と上田裕和の三重コンビ。上田は前期S級で2月開催の高知GIIIでは準決まで勝ち上がっている。谷口は自在戦で、前期は3回優勝。とにかく前々の競走は上手く、突っ張りも視野に入れて走る。ムラ駆けだが気分の乗った時の高橋幸司は手が付けられない。成績に関係なく好走するタイプ。
北日本ラインで宇佐見裕輝がマーク策。南関は齊藤健人を目標に飯尾主税が渋太い走りで差し脚を発揮。地元からは他に天才レーサーの吉松賢二が参戦。この人も良い時と悪い時がハッキリしているが大物食いだ。
チャレンジは新人選手が4名参加。もちろん、この中から優勝者が出る。青森の大川剛、東京の安倍大成、神奈川の高本和也、兵庫の末廣快理。在所成績は大川が2位、安倍が10位、高本が49位、末廣が15位。
ルーキーシリーズは大川は2戦して、全て確定板に載ったが決勝には進出していない。これには、師匠の永澤剛も首をかしげていた。安倍は大宮を1回走り3、5、3着。ただ、バックは取れていない。高本も目立った数字を残していない。末廣は敗者戦の1着のみだった。大川は養成所時代から先行に拘っており、先行での6勝は早期卒業の太田海也に次いで2位だった。本デビューでは、大川剛が地元戦で優勝、高本和也がピンピン7着で2人の成績が良かった。