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【PIST6】小嶋敬二「“星の王子さま”ではなく“星のおじさま”です」

2022/07/22(金) 09:00 0 3

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で22日から「PIST6 Championship」のセカンドクォーターラウンド7が開催される。初日の一次予選F(6R)に出走予定の小嶋敬二に話を聞いた。

「たまには真面目な事も言わないとね!?」と笑う小嶋敬二

 2005年に松戸競輪場で行われた『第3回ワールドグランプリ』で優勝した小嶋敬二。優勝の瞬間を見ていたのが、PIST6で史上初めての4連覇を成し遂げた伊藤信だった。

 小嶋のレースを見た事が競輪選手になるキッカケだったということを小嶋に伝えると笑顔が溢れた。

「伊藤君みたいに、僕のレースを見ていました! って言ってくれる若い選手がいるんですよね。ありがたいですね」。

「最近は”競輪ファン”ではなく、PIST6を見てくれているお客さんからも声を掛けて貰うことがあるんですよ。若い女性とか」。

 確かにPIST6を見に来ているお客さんは若い人が多いなと言う印象を持っていた。

「ただ『小嶋さんですか?』ではなく、『星のユニフォームの人ですよね?』…と。“星の王子さま”ではなく“星のおじさま”ですと言っておきました(笑)。…本当は名前は覚えてないんかい! と突っ込みたかったんですけどね(苦笑)」。

 名前を覚えられていなかった事に苦笑いを浮かべつつも、小嶋節は炸裂していた。

 笑いを取りながらも小嶋のPIST6についての思いを話してくれた。

「競輪はラインや地区、選手とか覚えることが多いし、初めて見る人には難しく感じる人も多いと思う」。

「でもPIST6は単騎戦だし、競輪よりもシンプルですからね。PIST6を知ってもらって、競輪にも興味を持って貰うキッカケになるのもいいよね」。

「あとは今PIST6を見てくれている親御さんや子供達が『いつか(PIST6)走ってみたいな』と思ってくれたら良いなと思います」と今後のビジョンもバッチリだ。

 最後は「たまには真面目な事も言わないとね!?」とニヤリと笑い、締めくくった。
 話もパワフルだが、レースでもパワフルな走りを見せる小嶋。

「後輩の北野(武史)君が決勝に乗っているので、僕も負けてはいられないですよ。今回は決勝を目指したいですね」と気合がヒシヒシと伝わってきた。まずは予選の走りから注目したい。(アオケイ・宮本記者)


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