2022/06/29(水) 18:00 0 8
30日から小松島競輪場で「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」が開幕する。初日6Rに出走する室井健一と9Rに出走する室井竜二に話を聞いた。
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ーー兄弟お二人での参加って久し振りですよね。
室井健一:GIくらいしかなかったもんなぁ。
室井竜二:20年振りくらいかもよ。
ーー先ほど、元ガールズ選手の岩原紗也香さんが、今でも健一さんと竜さんが一緒に居るとどっちか分からんって言ってましたよ。
室井竜二:分からん人が多いやろ。俺も歳取って似てきたって、よ〜言われるわ(笑)。
室井健一:昨日も言われよったなぁ。
室井竜二:そうそう。健一の嫁さんに遠くから見たら分からんって。手振ってしまうわって言われた(笑)。
ーー今回の地元記念に向けての意気込みは?
室井健一:そんなんないよ〜。精一杯やるだけ。
室井竜二:ほんまにない。もう楽しむ年齢やろ(笑)。若手の邪魔せんように走ります。
徳島の支部長代行・室井健一と副支部長・室井竜二は縁の下の力持ち。若手にすれば心強い。今の徳島勢の締めるところは締めるが、和気藹々(わきあいあい)とやれているのはこの2人の功績。自分らが若い時に理不尽に思っていた事を、若い世代に同じ思いをさせたくないと改革してきた。
室井健一は誘導員に入らない。その分を若手に回して小遣いにしてやってくれとい言っているそうだ。
室井竜二は昨年の小松島記念で自らブレスコントロールゾーンの水たまりを掃除し、「一日一善」と言って去って行った。
今の徳島勢の勢いはこういう下地があったからこその結果。自分の事より周りのサポートに徹する室井兄弟。ファンのみなさんもその走りから感じ取れるはず。(アオケイ・梅田記者)