初日特選は後手に回って4着だった野田源一。結果だけを見ればそれほど悪い印象はないかもしれないが、見せ場を作る事ができずに終わった。レース後は、しばらく自転車と向き合っていた。

「3着にならないといけない展開だった。道中で余裕がなかった。あまりよろしくない傾向ですね。このままではちょっと…」。

　一昨年は決勝進出、昨年は準決勝で惜しくも4着だった地元記念。特選スタートのアドバンテージを生かせる今回は二次予選で負けるわけにはいかない。

「ハンドルの高さを変える。あとは車輪を替えるかも。二次予選は何着権利でしたっけ？ 4着が1人だけダメなのか、わかりました」。

　権利を確認するあたり、自信はなさそうだったが、最善を尽くしてゲンさんは二次予選に挑む。(netkeirin特派員)