2022/06/20(月) 12:00 0 6
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で行われていた「PIST6 ChampionShip」セカンドクォーターラウンド2が19日に最終日を迎えた。9R・順位決定戦Cを走り終えた坂本亮馬に話を聞いた。
今開催は3月のZEROラウンド11以来、5度目のPIST6参戦。
昨年5勝に終わるも、今年はすでに7勝を挙げている坂本。5月には松阪で2年半ぶりの優勝を飾ったが「前の阿部将大君のおかげ。何もアシストしてあげられなかったし、内容としては薄い」と辛口評価だ。
坂本はと言えばS級S班(‘11年)に在籍経験があり、6度の記念優勝の実績を誇るトップレーサー。しかし、ここ数年は本来の強さが影を潜めている。度重なる大怪我が原因だ。
「怪我、復帰、怪我の繰り返し。2年前の脚の腱断裂は致命的とも言える怪我で。2年間で3回も長期の戦線離脱。腱も膝もボロボロで医者にも復帰しないほうが良いと言われたくらい(苦笑)」。
「怪我の影響で、ここ3年は自転車にはあまり乗らずにトレーニングしている。その分、どうやって補うかを考えて身体の中の勉強にも力を入れていますね。栄養学や脳から筋肉への伝達についてとか」。
話を聞いていると、多くの苦難に直面しながらもS級戦線で戦い続ける坂本の芯の強さを感じる。
競輪選手と怪我はつきもの。それでも前を向けるのはどうしてか、と聞くと「いや…去年、辞めようとしていた」と衝撃の告白。引退を考えるも踏みとどまったのは、ある人の言葉が響いたと言う。
「親しくさせてもらっている後閑(信一)さんと電話したんですよ。後閑さんも怪我が多かったから」。
『確かに、他にも良い仕事や伝手があるかもしれない。でも、やれる限り競輪選手をやったほうが楽しいぞ。こんなにも楽しくてプレッシャーもあってやり甲斐のある仕事って、なかなかないから。競輪選手、楽しいからやれよ』。
「後閑さんがそう言うなら、もう少し頑張ってみようと。また前を向くキッカケになった」と語る。
7月で選手生活17年目を迎える坂本。いま見据えているものとは。
「こんな状態でもS級1班はキープできている。まぐれだけど松阪で優勝してから…少しずつGIIに出られたらいいなって気持ちになった。もちろん、その先にはGIの舞台がある。どこまで今の状態から這い上がれるかは分からないですけど。上がれなかったら辞めるし、とにかく一つ一つステップアップですね」。
「PIST6に参加し始めて自力だった頃の感覚だったり、自転車競技の感触を思い出した。競輪のほうにも繋げていけたら」と締め括った。(アオケイ・八角記者)
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