2022/06/10(金) 14:00 0 3
4月から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2022」は、11日から大宮競輪場で第4戦が始まる。7Rガールズ予選1に出場する戸田瑞姫(とだみずき)に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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茨城の新人選手としてデビューし、これが3開催目の競走となる戸田瑞姫。中学・高校とソフトボールに打ち込み、高校は女子ソフトボールの強豪・水戸商業高へ。コロナ禍でインターハイは出場できなかったが、外野を守り、2番打者として活躍した。ソフトボール選手として活動する一方で、中学時代からガールズケイリンを目指していたこともあり、サマーキャンプに参加していたという。高校の部活を引退後、適性試験の合格を目指してワットバイクの練習を積み、一発合格。養成所での在所期間を合わせても自転車経験は約1年と短いながら、ここまで6走して3回車券に絡んでいる。
前場所・四日市のレース後、師匠の河野通孝選手から「先行選手に付いていく競走を」とアドバイスがあったという。
「松戸でも四日市でも着を取ることは出来たので、練習してきたことは出せたと思います。ただ、師匠の言う通り、前に付いていく意識を持つことは必要ですね。どのレースも中団からのレースになってしまったので。大宮では残り1周で先行選手に付いていき、自分から前を切りに行ったりと、不安はありますが、色々試して着に絡んでいきたいですね」。
師匠や芦澤大輔選手や芦澤辰弘選手など男子選手と一緒に竜ケ崎の街道や筑波山で練習を積んでいる。「普段は大人しいが、レースでは果敢に狭い所にも突っ込むメンタルは選手向き」(辰弘選手)、「自分たちと同じ練習を苦しい表情を見せながらも頑張って付いてくる」(大輔選手)との評価。秘めた根性はかなりのもののようだ。
自在の中で、前々でレースを組み立てる走りで決勝を目指す。