2022/06/05(日) 18:15 0 5
今回が病欠明けとなった伊藤稔真。前検日から「体調は最悪です」と弱気な発言をしていたが、初日は腹を括って先行し4着、二次予選は内から鋭く伸びて1着と動きは軽快だ。
「レースプランはあまり考えていなかったけど、中団から直線勝負と決めていた。4角では内に詰まってヒヤヒヤしたけど、奇跡的に内が空いた。脚は使っていなかったし、余裕があったので」と終始笑顔。
10レースは吉田有希率いる茨栃勢に人気は集まっていたため、3連単は9万円台の大穴となった。ゴール直後は声を掛けて来た現地のファンに笑顔で手を振るなど甘いマスクの伊藤は関東の競輪場でも人気の様子。
準決勝は単騎での競走を選択。S班の佐藤慎太郎、宿口陽一、好調続く太田竜馬など好メンバーが揃い激戦模様だが、伊藤の持ち味は何でもできる器用な所。自在脚質を生かして活路を開く。(アオケイ・松野記者)