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【四日市競輪・ルーキーシリーズ】地元白星デビューを飾った元高校球児の真鍋顕汰「甲子園より緊張した」

2022/05/27(金) 21:15 0 2

4月から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2022」は、27日から四日市競輪場で第3戦が初日を迎えた。9R男子新人戦予選1で1着になった真鍋顕汰に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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体脂肪率は7%、養成時代に最も低い時は5%だったという。ユニフォーム下のインナーから見える筋肉は彫刻のようだった

「甲子園より緊張しました…」。

 地元・三重でのデビュー戦を見事に勝利で飾った真鍋は、松阪高校時代に1番センターで2012年夏の甲子園に出場。チームは初戦で敗れたが、タイムリーヒットを放っている。超満員の甲子園を経験しているが「野球の経験に比べると競輪は自転車に乗り始めて2年足らずの経験しかないので、緊張度は今日の方が上です」。

 高校卒業後、日本体育大学でも野球を続けたが、2年生の時に腰痛と肺気胸を患い手術を受けたことでプレーを中断。その後、1軍に復帰するもトップレベルとの差を感じ、大学で野球生活を終えた。

 大学卒業後はUターンで消防士に。救急車に乗り救助救護や消防訓練など活動に従事していたが、そこで自転車との出会いがあったという。「職場でロードバイクが趣味の方に誘っていただいたのが最初のきっかけです。それが本当に楽しくて、知人から『競輪選手になってみたらどう?』と勧められ、本気にしてしまい、ここまで来ました(笑)」。

 緊張した中で迎えたデビュー戦は残り1周時点で5番手、2センターからスパートをかけ、在所1位の塩崎隼秀の捲りに合わせるように捲りを放つと、直線ではグングン伸びて2着の塩崎に3車身差をつけ1着となった。

「レース前から自力を出して捲りたいと考えていました。今日はプラン通りのレース。直線も余力は残っていましたね」。

 三重県を代表する選手になるのが目標と語った真鍋。高校時代に甲子園で県を沸かせ、消防士として市民を救ってきたヒーローが競輪界で活躍を期す。

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