2022/05/27(金) 19:45 1 4
4月から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2022」は、27日から四日市競輪場で第3戦が行われている。6Rガールズ予選1で7着に終わった又多風緑(まただふつか)に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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「今までと同じじゃいけなかった」
レース後にそう振り返った又多は、思いの丈をレースにぶつけた。養成所時代からのライバル畠山ひすいと打鐘からの先行争いが激化。両者一歩も引かずにもがきあった。おさえようとする畠山、つっぱる又多。結果、ライバル同士伸びを欠き畠山が6着、又多は7着に終わった。
「養成所時代、(畠山と)そうなった時は(私が)引いてました。もちろん番手を取ってしまえば着は取れたのかもしれませんが」と、レースでつっぱった理由を教えてくれた。同時斡旋の師匠・岩本和也は「もともと又多は追い込みタイプ。先行タイプの畠山さんに“先行”で勝負に行った結果だったんでしょう」。
変わらなきゃいけなかった理由が松山シリーズでの不振だ。在所成績1位と、期待されて臨んだ松山シリーズで2、6、6着。
「松山では脚が動かなかったです。理由は…ちょっとわからないです」と、松山の話になると歯切れは悪い。ただ、しっかりと“自力を出しきる”と決めて臨んだこの四日市シリーズ。「練習した分だけ強くなる」と突き進んできた競輪の世界で、もう一段ステップアップしようとしている又多に注目したい。
最後に「netkeirinですか? よく見てますよ!」と無邪気に“F”ポーズを取ってくれた。ふつかの “F” は Fighting Spirit の “F” だったのかもしれない。