早坂秀悟に笑顔が戻ってきた。長引く不振の影響で来期はA級に降格することが決まっているが、成績が振るわなかった時期に比べると気持ちはだいぶ前向きになっている。

「やっぱり自分は先行(選手)なんだなって吹っ切れました。北日本地区の番組(編成委員)の方にも『秀悟は先行選手だ』って言われましたし(笑)。前回の初日と2日目は周りをアテにして失敗。調子も戻ってきたし、今は出し切った方が(いい成績を)残せる気がします」。

　初日は前受けから腹をくくって突っ張り先行。サラ脚で終始3番手を回っていた吉田茂生のまくり追い込みに屈し僅差の4着に敗れたが、復活を予感させる好内容ではあった。

　今期もS級点確保へ勝負駆けが続くが「今期はしっかり取ります」とどこか自信ありげ。「8月半ばくらいには(特進して)S級に戻ってこようかな(笑)」とリップサービスも飛び出すくらい精神状態も良好なようだ。迷いがなくなった今の早坂は、点数以上の評価をしておいた方がいいだろう。(netkeirin特派員)