2022/05/19(木) 15:45 0 2
19日に宇都宮競輪場「開設73周年記念宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」の初日が行われた。4Rを制した伊藤旭に話を聞いた。
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熊本の若手勢はいま、嘉永泰斗を筆頭に伸び盛り。嘉永のようにGI戦線でも躊躇せずにロング駆けに出る大砲タイプもいれば、位置取りに固執し一瞬のキレに賭けるタイプも。伊藤は間違いなく後者だ。航続距離はそこまで長くないが、位置を狙う、際どいコースを縫う、巧みなハンドルさばきでするすると忍者のように伸びるといった器用な運びはお手の物だ。
「自力よりは自力自在寄りと思っています。位置取りとかにこだわりたいから(展開の動く)9車立ての方が合っています」と記念競輪を楽しんでおり「アニキみたいな感じですよね、アニキ」とニンマリした。
「アニキ」とは、先日の函館記念を制した瓜生崇智のことだ。瓜生も長い距離は得意としていないがその分、ワイドな運びで前々に畳みかける図太く大胆不敵な競走が持ち味だ。瓜生はとにかく後輩の面倒見がいいらしく、熊本のアニキとして活躍。もちろん伊藤も慕っている。
ちなみに伊藤は、普段からあの中川誠一郎を平気でいじっているという。これぞ大胆不敵。今シリーズのどこかで中川との連係が見られるかもしれない。もし実現すれば、中川がなぜかSNS上で猛批判を浴びた3月の松山FIの決勝以来となる。 「なんか炎上していましたね。あれは誠一郎さんじゃなきゃできない、だいぶきついレースだったのに」と振り返った伊藤は、中川アニキとの連係を楽しみにしていた。(netkeirin特派員)