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【PIST6】山崎光展「最終日は1着を掴み取れるように頑張ります」

2022/05/13(金) 11:15 0 1

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で12日に開幕した「PIST6 Championship」ファーストクォーター ラウンド7。2日目の1R順位戦Aに出走予定の山崎光展に話を聞いた。

「コツコツと練習してきたことが形になりつつあるのかな」と語る山崎光展

 お正月開催の松阪(FII)A級決勝で3年ぶりの優勝を飾った山崎。2022年、幸先の良いスタートを切ると、3月の向日町(FI)A級決勝でも優勝し、今年2V。

 好調の要因を尋ねると「特に何かを変えたとかではなく、コツコツと練習してきたことが形になりつつあるのかな。久しぶりの優勝だったので、やっぱり嬉しかった」。

「ただ…競輪の調子は上向きだけど、PIST6での成績が全くダメで(苦笑)。4回目の参加だけど、一向に手応えが掴める気がしないです」と、未経験の自転車競技に苦戦の様子。

 山崎は高校時代までハンドボールに打ち込み、全国大会で活躍するなど輝かしい実績の持ち主。高校卒業後、92期生の適性試験を受けるも不合格。93期生の技能試験に合格し、08年に晴れて競輪選手になった。

 競輪選手を目指した経緯を聞いてみると「高校卒業後は、大学進学の選択肢もあったけど、ハンドボールはやり切ったし、大学でやりたい事もなくて。進路で迷っているときに、父と稲垣(裕之)さんのお父さんが知り合った。競輪選手になれば1,000万円稼げると聞いて、凄いなって(笑)。自転車と縁がなかったし、当時は稲垣さんの凄さも分からなかったけど(苦笑)」。

「競輪選手を志すことになり、稲垣さんに弟子入り。最初の受験は不合格。その後、拠点を地元の福井から、京都に移して稲垣さんに組んでもらった練習メニューに打ち込み、2度目の受験で合格した。アマチュア時代は本当にしんどかったです、肉体的にも精神的にも」とふり返る。

「競輪選手になって良かったな、って思う。競走や練習以外は自由な時間が多いですし。でも、これといった趣味がないから、今後どうしたいかとか自問自答したりしています。ギャンブルの駒として働くことにやりがいも感じていますよ」。

「だから…選手になった以上は、やっぱり競走には勝ちたいです。競輪の流れが良いだけに、PIST6でも結果を出したい! 気持ちを切り替えて、最終日は1着を掴み取れるように頑張ります」と意気込み、己を奮い立たせた。(アオケイ・八角記者)


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