2022/05/07(土) 21:45 0 1
予選は引いてからの一気の巻き返しとなった。
「本当は2分戦だし、前受けから突っ張るつもりでした。それでも相手が強引に来て、叩かれてしまった時は引いてのカマシと決めていた」と当初の作戦を明かした。
来期は1、2班に昇班となる上遠野。今は先を見据えての走りを心がけている様子。
「今の自分はカマシには自信があるので、そのほかの戦法を磨いていこうと思っている。特に突っ張り先行とかですかね。これをやっていかないと、上に上がっても戦法に幅がなくて苦戦しそうですからね。それは師匠(荻原尚人)からも言われていることなので、今後やっていこうと思っています」。
対戦する浦山一栄は徹底先行で鳴らしていた格上の機動型。
その浦山に対しては「いろいろと教えてくれる選手。参加前は調整するのが普通ですけど、そうしないことによって、体のバランスや分泌されるホルモンなどが違ってくる場合もあるとも教わった。ベテランならではのアドバイスを貰っています」。
しかし、準決ではその浦山との対戦。
「え? 本当に? (敵として)浦山さんとは対戦したくはないですよ(笑)」とメンバーを見るなり思わず苦笑い。しかし、レースは別。最後は上遠野の表情が一気に引き締まっていた。(アオケイ・真島記者)