2022/04/17(日) 20:00 0 15
5月3〜8日にいわき平競輪場で開催される「日本選手権競輪(GI/通称・競輪ダービー)」。同レースの過去76開催分の決勝戦データから、さまざまな角度で分析を行った。果たして、優勝するのは誰なのか? 高配当は出るのか!? 一緒に競輪ダービーを予想して楽しもう!
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まずは年齢データ。日本選手権競輪優勝者の平均年齢は30.8歳。ただし、直近10開催に限定すると33.5歳と、若干上昇する。
これは村上義弘が2013年(38歳)、2014年(39歳)、2016年(41歳)で優勝していることが一因だ。2016年の優勝は最年長優勝記録となっており、計4回の優勝でダービー史に名を刻んでいる。
なお、最年少優勝は1951年の高倉登(当時19歳)。1950年代には4名が10代で優勝している。
1990年以降は1992年の吉岡稔真ら3名が21歳で優勝を手にしている。
項目 | 年齢 |
---|---|
平均年齢(全期間) | 30.8歳 |
平均年齢(直近10開催) | 33.5歳 |
最年長優勝 | 41歳 |
最年少優勝 | 19歳 |
続いて地区別データ。優勝者の所属地区を分析すると、近畿20回、関東19回と双璧に見える。
ただし、直近10開催に限定すると実に6開催で近畿の優勝だ。この内訳は前述の村上義弘が3回、三谷竜生の2回、脇本雄太の1回である。
次点は北日本が2回(2012年成田和也、2015年新田祐大)。関東、南関東、中部、四国で10年以上優勝が遠ざかっている。
地区 | 優勝回数 (全期間) | 優勝回数 (直近10開催) |
---|---|---|
北日本 | 11 | 2 |
関東 | 19 | 0 |
南関東 | 3 | 0 |
中部 | 5 | 0 |
近畿 | 20 | 6 |
中国 | 3 | 1 |
四国 | 4 | 0 |
九州 | 11 | 1 |
2002年から導入されている3連単の平均配当(払戻金)は21,827円。最高配当は2017年の87,810円で10万車券は出たことがない。過去10開催の平均は23,592円で半分以上が万車券。展開予想がはかどりそうだ。
項目 | 配当 (2002年以降) | 配当 (直近10開催) |
---|---|---|
平均配当 | 21,827円 | 23,592円 |
最高配当 | 87,810円 | 87,810円 |
最低配当 | 3,040円 | 3,040円 |
決勝における車番別の成績を過去20開催分さかのぼってみると、3番車が7回優勝と最多。続いて1番車が5回となっている。
直近10開催で見ても7番車が最多優勝(3回)。最も確定板に入っているのは9番車で7回だった。
一方、6番車は過去20開催のうち一度も確定板に入っていない。
車番 | 1着回数 | 2着回数 | 3着回数 |
---|---|---|---|
1 | 5 | 3 | 3 |
2 | 2 | 2 | 1 |
3 | 7 | 2 | 2 |
4 | 1 | 1 | 2 |
5 | 1 | 2 | 5 |
6 | 0 | 0 | 0 |
7 | 1 | 3 | 2 |
8 | 1 | 3 | 2 |
9 | 2 | 4 | 3 |
車番 | 1着回数 | 2着回数 | 3着回数 |
---|---|---|---|
1 | 2 | 2 | 2 |
2 | 2 | 2 | 0 |
3 | 3 | 0 | 2 |
4 | 1 | 0 | 0 |
5 | 0 | 1 | 2 |
6 | 0 | 0 | 0 |
7 | 1 | 1 | 1 |
8 | 0 | 2 | 0 |
9 | 1 | 3 | 3 |
今回の日本選手権競輪の開催場はいわき平競輪。出場予定選手のうち、直近3年間でいわき平競輪のFI以上の開催で優勝している選手を紹介する。
開催年 | グレード | 選手名 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2021年 | GI | 古性優作 | 差 |
2020年 | GII | 清水裕友 | 差 |
2021年 | GIII | 鷲田佳史 | 差 |
2020年 | GIII | 山崎芳仁 | 捲 |
2022年 | FI | 鈴木裕 | 差 |
2021年 | FI | 小松崎大地 | 差 |
2021年 | FI | 伏見俊昭 | 差 |
2021年 | FI | 長島大介 | 差 |
2021年 | FI | 三宅達也 | 差 |
2021年 | FI | 内藤秀久 | 差 |
2021年 | FI | 阿部大樹 | 差 |
2021年 | FI | 大槻寛徳 | 差 |
2021年 | FI | 和田圭 | 差 |
2020年 | FI | 飯野祐太 | 捲 |
2020年 | FI | 吉澤純平 | 差 |
2020年 | FI | 伏見俊昭 | 差 |
2020年 | FI | 岩本俊介 | 逃 |
2019年 | FI | 飯野祐太 | 差 |
2019年 | FI | 大槻寛徳 | 差 |
2019年 | FI | 山崎芳仁 | 捲 |
2019年 | FI | 佐藤慎太郎 | 差 |
以上を踏まえ、出場予定選手のうちデータ上で優勢な選手を下記に挙げる。
級班 | 選手名(脚質) | 所属府県 | 年齢 |
---|---|---|---|
SS | 古性優作(両) | 大阪 | 31 |
SS | 松浦悠士(両) | 広島 | 31 |
S1 | 脇本雄太(逃) | 福井 | 33 |
S1 | 山田久徳(両) | 京都 | 34 |
S1 | 三谷竜生(両) | 奈良 | 34 |
S1 | 山田庸平(両) | 佐賀 | 34 |
※出場予定選手は4月10日時点