2022/03/31(木) 09:30 0 1
捲りが主戦法の森田康嗣ではあるが、直近4か月のバック数16回は先行選手並み。初日は最終ホームから仕掛けるとあっという間に前団を捕らえて最終バックではハナに立っての1着。準決も最終ホーム過ぎからの仕掛けで見せ場を作った。
「意識してバックを取っている。その方がラインで決まるしね。おじさんだからキツいし、気持ち一本」。
一般戦回りとなってしまった最終日も恐縮する若い2人の前で自力勝負。森田-伊藤奎-小酒大司で決着した並びの経緯は以下の通り。
森田「地元の間に割り込むのもなあ」。
小酒「それはいいんですよ。奎の気持ちはどうなの?」
伊藤「準決が良くなかったし、落車明けで調子が悪くて…」
森田「俺が前でもいいよ」。
伊藤「自分は3年目なのに…」。
森田「そんなことは気にすることない。調子が良いときに次、頑張ればいいんだよ」。
小酒「森田さんにうちら2人がお世話になっていいですか?」。
森田「いいよいいよ」。
ざっくりこんな感じだったと思うが、途中、森田が「決勝ならともかく一般戦でこんなに悩まなくていいよ」なんて一幕もあり、競輪ならではのやりとりが面白かった。(アオケイ・市川記者)