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【いわき平競輪】梅澤謙芝が劣勢をはねのけ逃げ切る

2022/03/21(月) 09:20 0 2

いわき平競輪場で19日に開幕した「福島民友杯(FII)」。2日目1Rで逃げ切った梅澤謙芝らに話を聞いた。

502勝目を挙げた直後の梅澤謙芝

 1月には通算500勝を達成した梅澤謙芝。今度はいわき平の長い直線を逃げ切るなど55歳にしても自力は健在だ。

 6車立ての2日目1Rは、田村純一-相良勝美-野崎修一-鈴木祥高の東の4車でラインを組み前受け、単騎で戦う遠征勢は5番手に後藤純平、6番手に梅澤で周回を重ねる。当然、人気は田村-相良の折り返しで売れていた。あとは梅澤の捲りが出るかどうかのレースと思われたが、先に動いたのは後藤。一旦上昇して誘導を待避させると、今度は下げて梅澤マークの形に。そして梅澤が鐘4角から一気に田村を叩く。すかさず巻き返してくる田村との踏み合いを制して梅澤が逃げ切った。

ローラーでダウンする梅澤謙芝

 梅澤は「田村君がそんなに駆けへんと思っていたしホームから行こうと思っていた。(踏み合いに)余裕はなかったけど出られたらおしまいだからね。俺がブーメランやらないで後藤君がやってくれたから助かったよ。誘導のペースが上がっていたし後藤君もきつかっただろうね」。

 後藤は「自分より梅澤さんの方が脚を使っていますから。田村君が来た時に外に持って行って口が空いてしまったし、あれはいらなかったかな。中近連係みたいになって相手には悪かったけどね」。

 田村は「梅澤さんが切って来るかと思ったけど先に後藤さんが来たから、梅澤さんがカマすんだなとは思った。4車なんだから突っ張らないといけないんですが…」。

 前検日には「捲りも決まるときは決まるんやけど悲しいけど出ない」と話していた梅澤だが、そこは百戦錬磨の自力型だった。「凡走します」と冗談まじりに話してくれた最終日も単騎戦となるが、仕掛けどころは来るはずだ。(アオケイ・市川記者)

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