2022/03/13(日) 11:15 0 0
初日特選は単騎で直線中をシャープに割り、準決勝は目標の宮本龍一が内で包まれると、自力に転じて2着に入線した屋良朝春。
前期S級の終盤に落車を繰り返して、なかなか状態が上がっていなかったが、2場所前の高知から上昇傾向。
今回も前検日から出来については「やっとしっかりと練習が出来るようになってきてタテ脚も戻ってきた。初日特選は捲れるんじゃないかな」と自信をのぞかせていた。展開は違ったが、有言実行の白星発進。準決勝も苦しい展開を自ら断ち切って優出を果たした。
決勝は中部カルテットが奥出良-大谷靖茂-田中雅史-今藤康裕で結束。連勝の奥出が先頭を担い、特選メンバー3人が後ろを固めて番手発進も可能な布陣だ。
屋良は初日特選のメンバー構成を見て「これならヨコをやる必要はないかな」とつぶやいた。決勝は中部4車との二分戦で総力戦を決意した。初日とは違い、“ヨコをやる”価値がある組み合わせだろう。
戻ってきたタテ脚に加え、持ち前のゲリラ戦をミックスさせた戦いで久々の優勝を目指す。(netkeirin特派員)