2022/03/12(土) 21:45 0 4
二次予選では同県後輩の小池千啓の仕掛けに合わせて、神山が先行しそのまま押し切った。
「もう先行するって決めていたからね。1つ誤算だったのは2周半から仕掛けてくると思っていたけど、3周からレースが始まっちゃったこと。いや〜、長過ぎた。マジ、キツい」とレース後は疲労困憊で検車場の柱に寄りかかっていた。
ただ可愛いからこそ同県後輩の小池には厳しいアドバイスが飛ぶ。
「俺が突っ張ったところで小池はもう一度来ないといけないよね。俺も当然来るもんだと準備していたのに、ちゃっかり番手に入って楽をしちゃっているんだもん。あれじゃ今後ダメ。もちろん来ても俺は出させないつもりだったけど、アイツの事を考えたら勇気を持って来てくれないと」と疲れていながらも、それは別と自分の心情を吐露。
「普段だったらラインを組んで味方になるから、実戦でこういう敵同士として先輩の姿を実際に見せられないけどね。ここ(PIST6)はラインがないから、俺の走りを見ろと。後輩に先輩の意地を見せてやりましたよ。これでアイツも少しは考えてくれれば」と語り、その後も自転車整備をする小池の傍らで一緒に自転車整備をしながら色々とアドバイスするシーンも。口調は厳しいながらも、どこまでも後輩への思いやりをかかさない。
自身の状態に関しては「一次予選後はどうかなって思っていたけど、二次予選もキツいはキツかったけど、長い距離を走って脚に刺激が入ってきたと思う。準決もやれるんじゃないかな」とニヤリ。
完全優勝を飾った前回(1月22、23日開催)に続き、連勝街道を突き進んでいきそう。(アオケイ・渡辺記者)