大病を患って一時期戦列を離れていた梶田舞は、今回が復帰3場所目。「体力もかなり落ちているし、ゆるく、ゆるく（調子を）上げていければ…(笑)」と時間をかけて調子を戻していくつもりのようだ。それでも「直前は（落車・手術後）初めてバンクで練習できた」と代名詞ともいえる“バンク練習”で上積みを図った。

「（がん摘出手術で）お腹と背中を切ったので（バンク練習は）医者の先生から止められていたんです。でもやっとオッケーがでました。これは私にとっては大きいですね(笑)。入院中に私よりも大変な患者さんをたくさん見てきました。私ががんから復帰して立ち直った姿を多くの人に見せたいし、そのためにも頑張ります」

　グランプリを二度制覇した実力者が、ここから復活ロードを歩んでいく。(netkeirin特派員)