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【西武園競輪・ミッドナイト】上遠野拓馬「本当は111期で卒業予定だった」

2021/12/14(火) 19:30 0 2

西武園競輪ミッドナイト「テレ玉杯(FII)」15日、初日を迎える。1レースのチャレンジ予選に出走する上遠野拓馬に話しを聞いた。

宮城でも色々なグループがあるが、荻原尚人グループは厳しい指導で有名だ。上遠野拓馬も日々鍛錬。

 年齢制限が撤廃されたとは言え上遠野拓馬も28歳だし、ある意味オールドルーキー。理由を尋ねると意外な答えが返ってきた。
「実は111期で卒業予定でしたが、最後の学科で落ちてしまい…。それで119期に入り直した感じです」。

 その間は、2年間社会人も経験。ミズノが業務委託されている、スポーツ施設で働いていたそうだ。
「手取り、20万円もなかったし、今は夢のようです。競輪選手になって初めて、人生のスタートだと思っている。だから変な焦りもないし、これからです! 」。

 苦労をしているせいか、前を見る瞳は輝いていた。師匠は厳しい指導で有名な荻原尚人
「師匠からは今のレーススタイルで良いと言われている。だけどメンタルが弱いし、そこは指摘されています」。

 人生、少し回り道をした方が良いと思うし、これから明るい未来が待っているだろう。(町田洋一)

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