川崎では55年ぶりのGI開催。主役を務めるS級S班の郡司浩平にとっては是が非でも負けられない戦いとなる。その郡司に頼れる援軍が現れた。今年1月に愛知県から静岡県へと移籍した深谷知広だ。初日特選からいきなりセットされ、しかも鈴木裕まで配置される厚遇ぶりだ。

「メンバーが発表される前は自力でやることもあるのかなと思ったけど…。深谷さんと話をして番手を回らせてもらうことになりました。ありがたいし恐縮ですね。南関を一緒に盛り上げたい」と1学年上の深谷に謝意を示した。

　深谷も「ここは格上の郡司君に決めてもらおうと思った。ただ、この並びはみんなのイメージの中にあったはず。実際に話をしてすぐ決まりました」と心得たもの。

　本線の番人役となる鈴木も「どう並ぼうが自分は3番手。当たり前でしょう」と、持ち場を把握していた。

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