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【競輪祭】S級S班の座をキープするには今大会がラストチャンスの岩本俊介

2025/11/20(木) 17:55 0 7

小倉競輪「第67回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」が20日に2日目を開催。4R一次予選Iを走った岩本俊介に話を聞いた。

「人の後ろを回ったときのなかで、ここ最近では一番よかった」と話した岩本俊介

 今年は初のS級S班として大きな期待を背負い、プレッシャーと向き合い全力で走り抜けた。当大会を迎える前の賞金ランキングは16位。年末の平塚KEIRINグランプリ出場、そして来年、S級S班の座をキープするには今大会がラストチャンス。とはいえ、賞金面での出場は余程のことがない限り厳しい状況で、もはや優勝するしか道はない。

 前検日は「超一流のS班ではなかったですけど、周りの選手たちの支えがあってここまで戦えました。感謝の気持ちはずっとあります」と、すでに1年を締めくくるような思いを口にしたが「ってか、まだレースは続くか。そう、取ればいいのか(笑)」と一発逆転への覚悟を示しており、まだ決して諦めていない。

 2日目の1走目はそんな気持ちを体現するガッツファイト。松井宏佑のホームカマシに食い下がり、直線をグイっと突き抜け堂々の1着をゲット。

「宏佑の踏み出しにピタリと続けた。人の後ろを回ったときのなかで、ここ最近では一番よかった」とデキの良さに得心した。

 迎える3日目の一次予選IIで連勝か2着を確保できれば、4日目の優秀「ダイヤモンドレース」への進出も見えてくる。ダイヤモンドレースは二次予選を飛び越えて準決を走れるフリーパス。長丁場のなか、わずかな間でも勝ち上がりのプレッシャーから解放されるのは精神的にも体力的にも大きい。何としても権利を勝ち取り、準決以降へ望みをつなげたいところだ。(netkeirin特派員)

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