2025/11/11(火) 08:04 0 1
北条早雲杯が終わり、中2日での連続開催となる。今回は本チャンの記念よりはメンバーが落ちるものの、走る選手にとっては高額賞金が懸かる大会。モチベーションは高く、激戦が予想される。突出した存在は見当たらないが、競走得点では伊藤颯馬と塚本大樹の九州コンビが一歩リード。
伊藤は今年前半、破竹の勢いを見せたが、度重なる落車でリズムを崩した。それでもS級トップクラスの機動力は健在。塚本はキャリアハイのシーズンを送っており、来年2月の地元・全日本選抜出場に向けた猛練習の成果が表れている。九州勢では阿部将大や野田源一の動向も見逃せない。特にノダゲンは、オッズ次第で常に狙いたくなるタイプだ。
北日本は練習で新山響平より強いとも言われる木村弘が先導役。54歳にして衰え知らずの内藤宣彦は、踏み出しで離れない鉄人ぶり。タイトルに近い男と呼ばれた小松崎大地も、静かに闘志を燃やしている。
関東は協賛GIIIに強い山岸佳太と河村雅章。山岸は当地で行われた68周年記念を制しており、あのときは神山雄一郎を振り切る快心の勝利だった。
南関は地元・菅原大也がダイエット効果で成績上昇中。松坂洋平、嶋津拓弥、新村穣らとともに、連日果敢な仕掛けが期待される。
中部は山田諒と西村光太がカマシ・捲りで勝負。近畿は差し脚鋭い椎木尾拓哉が中心。中四国は晝田宗一郎、真鍋智寛らが存在感を放つ。
2班には将来有望な若手が顔をそろえた。北海道の小堀敢太、地元の塩島嵩一朗、話題の市田龍生都ら、いきなり記念を制してもおかしくない素材が揃っている。