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【小田原競輪G3】松井宏佑が今年2回目のG3優勝!「今後に生きるレース運びだったかなと思います」

2025/11/09(日) 19:00 0 2

2025年11月9日 小田原競輪
開設76周年記念「北条早雲杯争奪戦」G3(最終日)

1コーナーから2コーナーにかけてのスタンドが撤去され、すっきりと小田原城が臨める小田原競輪場で、11月6日より開設76周年記念「北条早雲杯争奪戦」G3が開催され、本日決勝を迎えた。
333mの短走路でのシリーズは、初日から出入りの激しいレースとなりS級S班などの上位陣も苦戦を強いられた。その中で力を発揮したのは地元神奈川勢だった。S班の郡司浩平は自力に番手戦とアグレッシブな走りで地区をけん引、松井宏佑和田真久留も好走、菅原大也は厳しい展開をものにする意地をみせ、決勝に4選手を送り込んだ。
また、共同通信社杯以降、世界選手権を経て競輪参戦となった中野慎詞は、準決勝を久しぶりの1着で通過する力走を見せると、栃木に移籍後初のG3参戦となった杉浦侑吾も徹底した自力で存在感を示した。
郡司を先頭に神奈川勢が4車で結束し注目の決勝は、前受けから突っ張り先行した郡司の番手から最終2コーナーで踏み出した松井が押し切り優勝のゴール。今年2月の奈良以来、通算4回目のG3優勝を果たした。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/山田久徳(S1・京都93期)
3/鈴木玄人(S1・東京117期)
4/杉浦侑吾(S1・栃木115期)
5/和田真久留(S1・神奈川99期)
6/菅原大也(S1・神奈川107期)
7/中野慎詞(S1・岩手121期)
8/橋本強(S1・愛媛89期)
9/松井宏佑(S1・神奈川113期)

【レース展開】

青板。7・中野が上昇開始
赤板。1・郡司が突っ張って主導権取り
打鐘過ぎ4コーナー。3・鈴木玄人が前に踏む
最終HS。1・郡司の先行で、9・松井が後ろを警戒
ゴール

誘導以下、1郡司-9松井-5和田-6菅原、2山田、4杉浦ー3鈴木、7中野ー8橋本で周回。まず中野が上昇していくと、青板BSで郡司が突っ張る。中野は車を下げて6番手に入ると、杉浦と並走になるが、この位置は中野がキープ。郡司がペースを上げて主導権を握る中、杉浦マークから鈴木が自力に転じて前に踏むが、最終2コーナーから松井が番手から捲り発進。中野も外から捲りを狙うが、前団には届かず。抜け出した松井が押し切り優勝。2着に和田、3着に菅原で神奈川ラインの上位独占が決まった。

【最終日12R=小田原競輪G3決勝】
2車単9-5 290円(1番人気)
3連単9-5-6 830円(1番人気)
決まり手:捲り-マーク

優勝/松井宏佑(S1・神奈川113期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回戦績:特2・二2・準2・決1
次走出場予定:競輪祭G1(小倉/11月19日〜11月24日)

今日は、すべてラインに任せていました。(郡司浩平が)一度中野(慎詞)君を突っ張ったあと、一気に踏み上げることなくどんどん加速していく感じだったので、他のラインも仕掛けづらいだろうと思いました。最後は展開を見て行けるところから行こうと。(最終HSは)視界が悪く(鈴木玄人の)スピードがどのくらいなのか分からなかったのですが、後ろに2人付いていたし、飲み込まれる前にと思い、早めでしたが仕掛けました。神奈川で確定板を決められたので、最高の形だと思います。めちゃくちゃ緊張したので、ホッとしましたし、今日は今後に生きるレース運びだったのかなと思います。(次走競輪祭)今開催は地元記念でしたが、気合が入り過ぎず空回りせずにいいレースができたと思うので、このまま調子を上げていけば競輪祭でもいい走りができると思うので、しっかり調整したいと思います。また、グランプリも諦めていませんが、その事を考え過ぎず、常に自分らしい競走ができるように心がけていきたいし、僕が郡司さんの前を回った時、郡司さん以上の脚力や思考でレースができるように頑張っていきたいです。

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小田原G3(最終日)注目選手ピックアップ◆

【最終日7R=S級特選】
「悔しい思いをバネにする」
2着/町田太我(S1・広島117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

(赤板で中嶋宣成が)単独できたので迎え入れ、ゆるんだら行こうと思いました。行こうとしらた(伊藤旭が)見えました。小原(太樹)さんが仕事しているのが見えましたし、ライン3人で決まったのは良かったです。昨日のチャンスの展開をものにできないこと情けなさを感じ、久しぶりに悔しい思いをしました。間合いの取り方だと思うのですが、前との車間がつまったところが3コーナー手前で、上るのに美ビビッてしまい…。もう少し引っ張れた、焦って踏み過ぎたのかなと。あの展開をものにできない限りは、この上は絶対にないと思ったし、ものにできればもう一つ上にいけるとすごく感じました。状態は良かったので、次走(いわき平)、その次(奈良)とをしっかりと駆け、地元(広島)記念に繋げられるように走りたいと思います。

(P-Navi編集部)

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