2025/11/08(土) 06:00 0 2
8日に開幕を迎える富山競輪「チャリロト杯(FI)」。12RではS級初日特選が行われる。
なんと関東勢から6車出場という特殊な番組構成となったが、ここはまとまることなく吉田拓矢ー吉澤純平、森田優弥ー武藤龍生、高橋築ー恩田淳平という形に分かれることになった。
その中でも今開催注目を集めるのはダービー王・吉田拓矢だ。地元関東の看板選手として臨んだ前走の「寛仁親王牌(GI)」では見事優出を果たし、決勝では車券にこそ絡めなかったものの、気迫溢れる先行勝負で見せ場を作った。
しかし、本来の吉田の真骨頂は先行よりも捲りだ。8月の「オールスター競輪(GI)」のオリオン賞では上がりタイム11.0秒の快速捲りで松井宏佑、浅井康太らの強力メンバーを捲りで粉砕しているように持っているトップスピードは一級品。まずは初日、普段は共に戦う仲間達でもここはお構いなしに「これぞダービー王!」と言わしめるような圧倒的な走りでねじ伏せる。
番手を回る吉澤純平は前々走の弥彦競輪で完全優勝を果たすなど絶好調。その弥彦開催の準決勝では前を託した小畑勝広が伊藤信に捲られてしまうも自力チェンジで伊藤を捲り返し1着という40歳とは思えないレースっぷりでファンを沸かせた。全盛期はGIの大舞台で神山雄一郎、平原康多、武田豊樹を回った生粋の自力屋だった名残はまだ残っており、いまだにタテ脚のキレは凄まじいものがある。今回は頼れる同県の後輩の後ろからしっかりとアシストしたいところ。
その吉田の対抗筆頭となるのが森田優弥だ。ビッグレースでの優出経験もあり、今年もすでに4度の優勝があるように実力がトップクラスであることは間違いないが、今年はなかなかGI戦線で思うような活躍ができていない。しかし前走の四日市記念準決勝では4着に敗れはしたものの、先行で犬伏湧也を不発に追い込む圧巻の走りで、番手に付いた和田圭も「犬伏君のカマシを併せ切ってしまうのだから凄い」とコメントするほどの内容だった。
そして番手を回るのは仕事人でおなじみの武藤龍生。2人は同県で連係実績も豊富、息の合ったコンビネーションで別線を完封したいところ。
高橋築も侮れない。前走の平塚競輪の初日特選では取鳥雄吾の捲りを猛追し1/8車輪差まで迫る2着、準決勝では3番手キープから最終2コーナーで捲りを放ち村田雅一の厳しい牽制を乗り越えて白星を挙げるなど充実の内容だった。レースの巧さなら森田・吉田とも互角。2人が激しいバトルを繰り広げるようであればそこを捲り一閃! というのは大いにあり得る話だ。
高橋の番手を回る恩田淳平は前走の地元前橋で行われた「寛仁親王牌(GI)」で優出を果たし、決勝戦でも自分の持ち味である厳しい牽制で吉田拓矢を援護し4着と健闘。ヨコの強さ、番手の仕事がウリではあるが近況はタテ脚も冴えているため、高橋が不発に終わってもコースを見つけて強襲するシーンは十分に考えられるところ。
そして唯一の北日本勢である守澤太志も単騎だが見逃せない存在だ。3走前の地元記念で優出を逃し、前走の最終日では失格と悪い流れが続いているが、元S班の経験値を生かして活路を見出したい。
グレード級の豪華メンバーが揃った一戦、初日から火花散る激闘となりそうだ。
★富山競輪12R・S級初日特選は16:02発走!
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