2025/11/04(火) 21:38 0 0
4Rは前期105点を持つ戦歴上位の一丸尚伍に人気が集中。前期S級時、6月高知での誘導員早期追い抜きのペナルティによりあっせんがストップし今回が復帰戦だったが、ブランクを感じさせない強気な突っ張り駆けで力の違いを示すと別線は成す術なしだった。3番手を固めた田川も他のラインに食われないよう持ち場を守ることに集中し、番手の長野和弘に続き手堅く3着を確保した。
「2角からの踏み上がりがすごかったし誰も来ないと思った。余裕があれば外を踏んだけど、さすがに(笑)。自分の気持ちと相談して内だけ意識して何とか3着と思っていました。今日のレースは100%セオリーどおりでした」と納得の決着にひと息をついた。
だが、ホッとできるのも今だけだ。今期、競走得点は80点台前半を行ったり来たりしておりA級2班の点数ボーダーを死守する日々が続く。もし、準決で7着になると最終日は一般戦回りとなってしまい、点数の上積みは見込めない。
「初日に積み上げた点数パーになって振り出しに戻ってしまう。だから少しでもいい着を目指します。今は粘れているけど、なかなか点数が上がらないし、まだ茨の道は終わっていない…」
近況は持病のひざ痛に悩まされ常に満身創痍。それでも、まだまだ頑張る材料はある。
「ここに来る前に(実子の)翔琉の結婚式がありました。それに下の子も大学を出たし子育てはひと段落。あと、最後の弟子も養成所に入ったしひと区切りですね。本当はもう楽になりたいけど、もう少し頑張ってみます」とモチベーションはまだまだ衰えていない。(netkeirin特派員)