閉じる

【四日市競輪G3ナイター】神山拓弥が完全優勝!「数少ないチャンスを生かせて、すごく嬉しいです」

2025/11/03(月) 22:20 0 5

2025年11月3日 四日市競輪
開設74周年記念「泗水杯争奪戦」G3(最終日)
※ナイター開催

寛仁親王牌の興奮冷めやらぬ中、10月31日に開幕した四日市競輪開設74周年記念「泗水杯争奪戦」G3 ナイターが最終日を迎えた。
古性優作眞杉匠をはじめとするS級S班5名やタイトルホルダーの仲間入りをした嘉永泰斗、地元の浅井康太山口拳矢などが参戦し火花を散らしたシリーズは、自転車とのマッチングを模索しながらも眞杉は自力戦が冴えてオール連対、同県の神山拓弥もシリーズ唯一の3連勝と躍動した。一方、近況優勝から遠ざかる古性だが、苦境でも連対を外さない巧みな走りで意地を見せれば、力強い走りを取り戻した山口、地元G3で6回の優勝を誇る浅井も、好連携で決勝進出を果たして地元ファンを沸かせた。
注目の決勝は、東日本ライン4車結束の先頭を担う眞杉匠が打鐘から先行態勢に入ると、番手の神山は後続の仕掛けをけん制。神山は直線で抜け出すと、後続を振り切り優勝のゴール。2019年1月の大宮以来、通算5回目のG3優勝を4連勝の完全Vで決めた。

※3日目準決勝レポートはこちら

***************
【最終日12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/眞杉匠(SS・栃木113期)
4/稲川翔(S1・大阪90期)
5/山口拳矢(S1・岐阜117期)
6/佐々木雄一(S1・福島83期)
7/山田英明(S1・佐賀89期)
8/神山拓弥(S1・栃木91期)
9/和田圭(S1・宮城92期)

【レース展開】

赤板。3・眞杉の上昇に合わせるように1・古性もポジションを上げる
打鐘。3・眞杉が仕掛けていく
最終HS。眞杉の先行で、ライン4車が出切る
最終BS。1・古性が捲りを狙うが、8・神山がけん制の構え
ゴール

誘導以下、5山口-2浅井、1古性-4稲川、7山田、3眞杉-8神山-9和田-6佐々木で周回。まず眞杉が上昇を開始すると、古性も合わせて上がり、赤板過ぎには古性が先頭に立つ。赤板2コーナーから眞杉が仕掛けると、打鐘過で古性を叩き切り、ライン4車が出切る。眞杉の先行で、5番手に古性、8番手に山口で最終HSを通過。最終2コーナーから古性が捲りに出ると、最終3コーナーで神山がけん制。神山はそのまま前に踏み込むと、後続を振り切って優勝のゴール。近畿ラインの後位からレースを進めた単騎の山田が直線伸びて2着、古性マークの稲川が3着に入線した。

【最終日12R=四日市競輪G3ナイター決勝】
2車単8-7 6,490円(29番人気)
3連単8-7-4 79,400円(251番人気)
決まり手:差し-差し

優勝/神山拓弥(S1・栃木91期)
今回戦績:一1・二1・準1・決1
次走出場予定:競輪祭G1(小倉/11月19日〜24日)

初手は、車番として後ろからになる雰囲気でした。眞杉(匠)君は、日頃タイトル戦線で戦っているので、要所、要所の判断やタイミング、仕掛けどころも良く、古性(優作)君が飛び付かないように仕掛けていました。それが全てかなと思います。最終BSで古性君をけん制して戻ったあと、眞杉君がタレてきていたので、タテに踏ませてもらいました。
最後は余裕がなく、4コーナーからは誰も来ないでくれと心の中で祈りながら踏んでました。ゴールした時は、本当に誰も来なかったと思いました。ここに来る前、眞杉君ともがき練習をした時の感じが良くて、それが噛み合ったのかなと感じました。彼とは、並んだことは何度かありますが、なかなか番手を回れる機会はない。数少ないチャンスを生かして、結果を残せたのはすごく嬉しいですし、今回のすごいメンバーの中で優勝できたのは自信になります。
連日、森田(優弥)君、眞杉(匠)君、鈴木(竜士)君が頑張ったおかげで、ものすごく展開が向き、自分でもビックリしています。今日も、眞杉君が気迫のこもった先行で、やっぱりタイトルホルダーだと感じました。
まさか4連勝できると思っていなかったので、驚いています。(次走の競輪祭は)2週間空くので、できる限りのことをやり、少しでも上位と脚力差を詰められるように考えて頑張りたいです。

***************
四日市G3ナイター(最終日)注目選手ピックアップ◆

【最終日8R=S級特選】 「腹をくくってレースをする」
2着/鈴木竜士(S2・東京107期)

昨日(準決勝)のレースであらためて自分の弱点が分ったので、今日は最終バックを取るようなレースができればと思っていました。踏んだ感じは、4日間の中で一番いい感触でした。自転車に関しても今日が一番いいかなと思います。腹をくくってレースしないとチャンスが来た時に取れないし、(吉田)拓矢君の前を回らせてもらった時に、そういうレースができないと前を回る意味もない。今はどんなレースでも心がけることに取り組んでいます。(京王閣記念で落車で)まだ何とも言えませんが、収穫のある開催になりました。次走の競輪祭は、皆が仕上げてくると思うので、少しでもいい着を取れるように頑張るしかないです。

(P-Navi編集部)

閉じる

競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票