2025/10/17(金) 09:15 0 4
「ダサいね」
昨年6月の函館GIII最終日に落車し、4か月近く休んで復帰した小松島の初日もまた落車。その後も5節走って2度の落車と、苦しい状況が続いていた大塚健一郎。昨年2度の地元GIII、今年6月の地元記念もケガの影響で無念の欠場となっていた。決勝進出した23年12月以来の地元GIIIに戻ってきたが、初日7R後、初連係だった甲斐俊祐と会話を交わして引きあげてくると開口一番、冒頭の4文字を絞り出した。
「南(潤)君を後方に置くのがセオリーだと思ったし、前を取れたら突っ張ろうかっていう作戦だった。突っ張れなかったのは仕方ないけど、自分が甲斐君の仕掛けに離れちゃったので。初連係だったからしっかり続きたかった。付いていけていればなんてことなかったのに…」
悔しさを全面に出しながらさらに言葉を吐き出した。
「俺は何着? 4? そっか。でもダメ。反応が悪い。いや、全部が悪い」
早めの巻き返しを見せた甲斐に離れてしまった後は体が忘れていなかった。河村雅章をさばいて前に続き、二次予選行きを決めた。二次予選は11Rで山田庸平-小川勇介の後ろを固める。強い2人に続いて準決勝進出を決めたい。(netkeirin特派員)