2025/10/08(水) 22:00 0 0
予選は逃げる浮島知の5番手という位置。さらに前に瀬戸栄が構えていて動きにくい展開であった。
「行こうと思ったら、瀬戸君と仕掛けるタイミングが合いそうになって。仕掛が難しくなってキツかった」とレースを振り返った。そんな状態だったので仕掛けが遅くなり、ラインに迷惑をかけてしまう結果となった。勝つには勝ったが、その表情は決して明るくはない。
「捲れたには捲れたけど、『ガツン』と踏める感じがあまりしない。普段ならそんな感じはないんだけど」と首を捻る。結果こそ形にはなったが、手応えはまだ完全ではない様だ。しかし、自分の中で“理想の踏み方”には届いていない。
それでも、その声色に悲観の色はない。
「準決は相手が強くなるし、今の感じではダメですね。これからセッティングをもう少し修正して調整していきたい」とキッパリ。少しの違和感や不安感も勝負どころでは払拭しておきたいところだ。セッティングひとつで、感触は大きく変わる。納得の「ガツン」とくる一撃で、アッと言わせて欲しい。(アオケイ・真島記者)