2025/10/06(月) 12:05 0 1
6日から開幕中の佐世保競輪ナイター「深佐屋精肉店杯(FI)」。10RではS級準決勝が行われる。
圧倒的な存在感を放つのは児玉碧衣だ。通常開催ではやはり敵なし、誰も児玉を止められず女子オールスター競輪(GI)後の直近4節は無傷の12連勝と女王たる所以を見せつけている。前走の函館競輪では初日に宇野紅音、板根茜弥といったマークに長けた選手たちをぶっ千切って大差勝ち、決勝でも今年4度の優勝を挙げている強敵・青木美保を豪快な捲りで7車身突き放して今年15回目の優勝を果たした。今開催も多くのファンが求めるのは力の差を見せつける完全優勝、その期待に応えたいところ。
その児玉に対抗するのは藤田まりあだ。前走地元戦の大宮競輪では初日に熊谷芽緯、2日目に畠山ひすいと難敵をなぎ倒して優出。そして迎えた優勝戦、輪界最強クラスの太田りゆとの対戦となったが、初手は7番手と厳しい位置に。しかし畠山ひすいをぴったりとマークすると、その畠山は最終バック過ぎで先頭に立つ。そのまま最後の直線を迎え、藤田が畠山の番手から抜け出し、迫る太田を振り切って優勝を決めた。
この勢いのまま連続Vを狙いたい今開催、相手は強力だが前走同様に藤田らしい立ち回りの巧さを活かすことが出来れば本命撃破も十分にあり得る話だ。
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また、12RではS級初日特選が行われる。
人気に推されているのは地元の九州トリオだ。先頭を務める伊藤颯馬は年明けに2度優勝し今年の飛躍が期待されたが、度重なる落車で点数は102点まで急降下。しかし近況は距離も踏めるようになり、ようやく復調の気配を漂わせている。前走奈良記念の3日目では打鐘から果敢にカマシ選考を敢行するが、最終3コーナーで番手の上田尭弥が内を空けて城戸俊潔に潜られてしまう。城戸がそのまま抜け出す展開になると思われたが、強烈な踏み直しで後続を振り切り逃げ切り勝ちを収めた。今日は唯一のライン3車、相手の脇本勇希の番手は競りということで実質ニゲイチの展開になりそうだが近況のデキなら十分に先行でも戦えるだろう。
番手の荒井崇博も好調ムードだ。オールスター競輪(GI)、共同通信社杯競輪(GII)と連続で準決勝4着と優出まであと一歩のところまで迫り、前走の青森記念準決勝では前を託した後藤大輝が不発に終わり絶体絶命のピンチを迎えるが、インコースに活路を見出し直線鋭く強襲して2着に食い込んだ。今回は地元戦ということで絶対に負けられない。伊藤の番手という絶好のポジションを活かせるか。
地元撃破を狙う脇本勇希も注目したい存在だ。8月のオールスターでは二次予選で捲り一撃を決めて3連単347,580円の大波乱を演出するなどの活躍でGI初の準決勝進出を果たした。決してフロックではなくその後も弥彦競輪で準優勝など引き続き気配は上々だ。昨日京王閣記念決勝で豪快な捲りを決めた兄・脇本雄太を彷彿とさせるような一撃に期待したい。
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