4走目となった深澤は1周手前のロングスパートからの1着奪取。
「普段の競輪ではありえないよね。若い子もいる中で自力を出せたのは嬉しいよ。気持ち良さもあったしね」と満面の笑み。

　続けて「被っちゃって何もできないのが一番嫌だったから、行くしかないっていうあのタイミングで。コーナーの下りを利用したのもあったけど、凄い自転車の出が良かった。おっさんだから4走目ともなるとヘトヘトだったけど、この自転車のおかげ」と愛車を自慢げに披露。

　自転車について話したくってウズウズしていたのか、「いや〜、今回は本当にこの自転車のおかげで2勝もできちゃった。自転車様々。このPIST6が始まるから購入したけど、ピンからキリまである中で定価100万円のフレーム。せっかくだから良い物を買おうと思って。奮発した甲斐があったってもんだね。これからの練習の中でもこのフレームでの練習も採り入れたいし、普段でも乗っていたい」と自転車への“愛”が止まらない。

　弟子にナショナルチームで活躍している鈴木奈央もいるが、「お弟子さん達にも自慢できるんじゃないですか」と振ると、「俺もナショナルチーム入りを目指そうか(苦笑)。今回で良い刺激が入りましたよ」と最後まで口も滑らかだった。(アオケイ・渡辺記者)

▶︎PIST6オフィシャルサイト