2025/09/20(土) 10:00 0 2
青森競輪場で20日から開催する「みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GIII)」。元S級選手の「がのさん」が今シリーズの展望を紹介します。
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皆さまお久しぶりです。最近がのさんも頑張ってモーニングからミッドナイトまで展望予想を書いてますが、全レース的中はさすがに難しいですね。それでも勘が狂わないよう、楽しんで予想していきましょう。
今回の舞台は青森記念。
いよいよ「KEIRINグランプリ(GP)」の賞金加算、優勝者が気になる時期になりました。「共同通信社杯競輪(GII)」を制したで南修二はGPほぼ当確。今後も競輪祭までビッグレースが続きますが、記念の賞金も大きく、重要な一戦となります。
青森バンクは山の上に位置し、自分はまだ市内にバンクがあった頃から走ってますがその頃は三内温泉が宿舎でした。現在は競輪場内に宿舎があり、競輪場では珍しく天然温泉が湧き出ていて24時間選手は温泉に入れる抜群の環境です。青森駅は完全にターミナル駅になってしまいました。アクセスは新幹線の新青森駅からが便利。まだ開発途中ですが、この新青森駅から山を上ったところに競輪場がありますからこちらの方が便利ですよ。旅打ちを計画される方は、日程を工夫すると良いでしょう。
バンクの特徴として、バックに建物がないので、風の影響を受けやすい。当日の風の状況をまずは確認しましょう。バックが向かいなら捲りが有利、逆に追い風なら先手ライン有利になります。3コーナーのオーロラビジョンは残念ながら映らないため、先行選手は後方の状況がわからないので、少し車券戦術も変わってくるのかなと思います。基本の考え方で行きましょう。
初日、2日目までは地元選手、特選に漏れた有力選手、シード選手を中心に番組を作ります。全レース展望は考えますが、後半の方が展開が見えるレースが多そうです。東北勢は秋田・岩手・青森が同支部、福島・宮城が一組ですが、福島、宮城が一つのセットですが混合ラインになる可能性が高そうです。
地元青森からは間違いなく新山響平。持ち味は前を取っての突っ張り先行ですが、近頃は簡単にその作戦を読まれてます。場合によっては、粘りのレースを見せるかもしれません。今回はとにかく結果が求められる開催。決勝までは常に狙い目選手になりますよ。
S班の郡司浩平はどう戦うのでしょうか。寛仁親王牌(GI)、小倉競輪祭(GI)とビッグレースが続く中、ここを目標とするなら、無理はしないと思われますが、脚力の違いで勝ち上がってくる可能性は高いでしょう。
青森勢からは永澤剛、木村弘の両者。特に永澤はいつも積極的な談話をしませんが、全然気にする必要はないです。出来が良くても調子は今一つと言うタイプです。木村は「逃げ一辺倒」という印象が強いですが、実は追い込みの位置取りもでき、点数以上のレースをするはずです。
えって思われますが復調しているのは川越勇星です。かつて自転車留学で青森山田高校に通っていたこともあり、凱旋レースになるかもしれません。
全体的に見て、東北有利になりそうな開催です。初日は後半予選3レースが展開わかりやすくなるでしょう。2日目も後半3レースにS班が登場し、勝負どころとなります。なるべく少ない点数で利益を狙い、2日目までに軍資金を増やして楽しい青森記念にしたいと思います。当日はナイター、ミッドナイトまで遊べるように頑張りますよ。