4日から開幕中のいわき平競輪ナイター「東スポ杯・いわき健康センターC(FI)」。12RのS級準決勝に地元の新田祐大、渡部幸訓が登場する。

　110点とトップクラスの点数を持っているものの、2班のため予選スタートとなった新田。その予選では最終ホームで依然最後方の展開となるも、2コーナーから捲りを繰り出しあっという間に前団を飲み込んで快勝。予選スタートでは格が違うというところを見せつけた。

　そして今回新田の番手を回る渡部は初日、特選スタートとなるも目標不在の厳しい番組に。しかし前々に踏んで先行する関東勢の後ろをキープし続け、最後の直線でも鋭いタテ脚を繰り出す見せ場十分の内容で4着という着順以上に評価して良さそうだ。準決勝は絶好のポジションを活かしてしっかり新田とワンツーを決めたいところ。

　その地元勢に立ちはだかるのが九州コンビだ。先頭を務める阿部将大は昨年に3度GIIIを制している猛者。今年は昨年の成績と比較するとやや見劣りするところではあるが、6月には地元記念で優出、前走の高知競輪準決勝でも果敢に先行して橋本優己を封じているように徐々にではあるが復調気配を漂わせている。今日は頼もしい仕事人・松岡貴久とのコンビで地元勢撃破を狙う。 　

★新田祐大、渡部幸訓は京王閣競輪12R・S級準決勝に登場！(発走20:30)
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　また、同じく10RのS級準決勝には吉田有希と櫻井祐太郎が登場する。

　人気を分け合いそうな吉田、櫻井は共に直近4か月の逃げの決まり手が10本以上の”徹底先行”タイプの選手だ。

　吉田は前々走の京王閣GIIIでは連日先行勝負で優出、前走川崎競輪の決勝でも先行で別線を完封し番手の片折亮太とワンツーを決めるなど、近況は出し惜しみすることなく持ち前の粘り脚を発揮している。

　櫻井は初のビッグレース出場となった「サマーナイトフェスティバル(GII)」で2度確定板入りを果たす大活躍。中でも2日目は果敢に先行してあの佐藤慎太郎とワンツーを決めるなど、トップ戦線でも戦える力をつけてきている。

　この2人の激しい先行争いが楽しみなところではあるが、2人のバトルが長引くようであれば今村麟太郎にもチャンス到来。予選でも巧みな位置取りで中団キープから捲り仕留める好立ち回りを見せているように器用に動けるのが持ち味だ。今日はその持ち味をフルに発揮して番手の小川真太郎とワンツーを決めたいところ。

　三つ巴の大熱戦、この争いから抜け出すのはいったい誰になるのか。

★吉田有希、櫻井祐太郎はいわき平競輪10R・S級準決勝に登場！(発走19:36)
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