2025/07/05(土) 19:50 0 2
2025年7月5日 小松島競輪
開設75周年記念「阿波おどり杯争覇戦」G3(3日目)
***************
【10R=S級準決勝】
西田優大が赤板で松井宏佑を突っ張ると、嘉永泰斗が仕掛けて、打鐘で西田を叩いて主導権を握っていく。嘉永には地元徳島勢が続く。5番手の西田が最終2コーナー過ぎから仕掛けると、最終BSで最終HSで嘉永マークの島川将貴が番手から捲り発進。島川追走の小川真太郎がゴール前で差し切り1着。2着に島川で徳島ワンツー。3着は捲った西田が入線した。
1着/小川真太郎(S1・徳島107期)
今回成績:一3・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:16回目(23年12月佐世保以来)
今日の1着は、いい位置を回らせてもらったことが一番だと思います。緊張はあったのですが、最後は気持ちを込めて抜きにいきました。西田(優大)君が後ろに入ったのは分からなかったです。脚もレース判断もダメだと思いますが、前と後ろを走る選手がいい展開にしてくれているだけ、自分の力はほぼ無いと思っています。
(決勝は)地元徳島の3番手。任された位置で、集中し考えて走りたいと思います。
2着/島川将貴(S1・徳島109期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一4・二4・準2
G3優勝:0回(年月)
G3決勝:6回目(25年2月小松島以来)
嘉永(泰斗)君があれだけ行ってくれているし、阿竹(智史)さんも4番手に付いていて責任ある位置だったので、申し訳なかったのですが前に出させてもらいました。連日、自力で動いて浮いているし、今日も最終4コーナーくらいからしんどかったので、感じはあまり良くないですね。2日目も繰り上がりがなかったら。課題はいっぱいあります。
(決勝は)犬伏(湧也)君の後ろ。優勝を目指して頑張ります。
3着/西田優大(S2・広島123期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初
本当は、嘉永(泰斗)君を突っ張りたかったのですが、(松井)宏佑さんに押し込まれた後、踏み遅れて5番手になってしまった。そのせいで松浦(悠士)さんが苦しくなってしまった。出したら、勝負権がないと思ったので、出したくなかったです。この3走は、展開などが組み合わさっていい結果になっているのかなと思います。落車の影響があるかなと思ったのですが、直前の練習よりは状態がいいと思います。
(決勝は)単騎。松浦さんを決勝に上げられなかった分も頑張ります。
◆10Rレース結果
***************
【11R=S級準決勝】
森田優弥が赤板過ぎに佐藤博紀をおさえて先頭に立つ。打鐘前から動いた犬伏湧也が森田をかわしていくと、森田は番手を狙い、太田竜馬が落車。犬伏が先行で、2番手に入った森田が仕掛けるが、犬伏も合わせて先手を譲らない。犬伏はそのまま逃げ切り1着ゴール。2着に森田マークの杉森輝大、3着は直線で内を伸びた久米良。なお、森田は押上げにより失格となった。
1着/犬伏湧也(SS・徳島119期)
今回成績:特8・二3・準1
G3優勝:3回(24年10月京王閣)
自分の技量不足で太田(竜馬)君に迷惑をかけました。ラインで決められるチャンスだったので悔しいです。本当は、全員が確定板に乗ることを求められていたと思うのですが、レースを乱してしまいました。調子は特に問題ありませんが、決勝は気持ちを強く持ち、自分も含め優勝者を出せるように頑張りたい思いです。
(決勝は)徳島の先頭で。精いっぱい頑張ります。
2着/杉森輝大(S1・茨城期)
今回成績:特2・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:16回目(25年6月取手以来)
(森田優弥が)失格なので、素直に喜べないですね。直線を踏んだ感じは、なんとも言えませんが、悪くは無いと思います。いろいろ試しながらなので、調子の波が少しあるのかなと。自転車とシューズの調整を煮詰め、いい方向を探したいと思います。
(決勝は)自分でやります。
3着/久米良(S1・徳島96期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(23年7月小松島以来)
理想は、最終HSで(番手に)追い上げられたら良かったのですが、その余裕がなかったです。犬伏(湧也)君が森田(優弥)の捲りを自分で合わせたのが、さすがですね。僕は、最後内にいく以外の選択肢が無かったですね。とにかく3着であってくれと。3走して、日に日に疲れが蓄積している感じがありますね。地元でなかったら、3着にいけてなかったかもしれません。
(決勝は)地元の5番手です。
◆11Rレース結果
***************
【12R=S級準決勝】
赤板で菅田壱道が古性優作をかわして先頭に立つ。道場晃規が打鐘前で菅田を叩いて先頭に立つが、打鐘過ぎに古性が仕掛けて、最終HSで道場をカマして主導権を握っていく。古性の先行で、菅田は3番手に追い上げる。ゴール前で古性マークの小倉竜二が差し切り1着ゴール。3番手から追い込んだ菅田と佐藤慎太郎が同着の2着。逃げた古性は4着で決勝進出を逃した。
1着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:8回(21年5月前橋)
(古性優作が)どこかで仕掛けると構えていましたが、思っていたよりも先行選手のように出だしがすごく良くてビリビリしました。ワンツーが決まったと思ったのですが、すごい勢いで外から来たので、残念です。一瞬の出だしに注意していました。この3日間は、展開一本ですね。
(決勝は)地元徳島の4番手。
2着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:特5・二4・準2
G3優勝:4回(22年7月福井)
レースは、小細工するよりも流れの中で動いて位置を確保し、古性(優作)君の仕掛けに反応して外を踏むことを考えていて、イメージ通りのレースだったと思います。3番手を確保し外を踏めたし、(佐藤)慎太郎さんと決勝に乗れたのは良かったです。状態はいいと思います。疲れは溜まる一方だと思いますが、しっかりケアし、あと1走を頑張りたいと思います。
(決勝は)自力自在。
2着/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:10回(22年4月平塚)
自分の出来としては、1着が取れだして、気分的にも頑張ればまたやれるのではないかと確信に変わりつつあります。この3走は、意味のあるターニングポイントになるような開催になったと思います。また、(菅田)壱道も、力を出し切ったレースが続いているので、その走りに付いて結果がついてくればいいなと思います。
(決勝は)菅田君の後ろ。番手。
◆12Rレース結果
※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
***************
【最終日・12R=S級決勝】
1/犬伏湧也(SS・徳島119期)
2/菅田壱道(S1・宮城91期)
3/小倉竜二(S1・徳島77期)
4/小川真太郎(S1・徳島107期)
5/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
6/島川将貴(S1・徳島109期)
7/杉森輝大(S1・茨城103期)
8/西田優大(S2・広島123期)
9/久米良(S1・徳島96期)
注目の並び想定は
1犬伏-6島川-4小川-3小倉-9久米
2菅田-5佐藤
7杉森(単騎)
8西田(単騎)
犬伏湧也の番手に島川将貴、その後ろに小川真太郎、小倉竜二、久米良と並ぶ、地元徳島の5車ライン。
菅田壱道には、準決勝同様に佐藤慎太郎が付く東北の2人。
杉森輝大と西田優大は単騎の競走となった。
準決勝は4名進出のS班から決勝に勝ち進んだのは、犬伏のみとなった。その犬伏が地元5車連携の先頭となり、先行主体に組み立ていきそう。そうなると準決勝のように逃げ切りで地元記念連覇か、番手の島川やラインに勝機が巡ってくきそうだ。
また近況好調の菅田は、強力な地元ラインに対してどう対抗してくるか。近況の動きが良いだけに、好位から巻き返し図ると、東北の二人にもチャンスあり。もちろん地元ラインが先手を握ると、他地区にとっては厳しい展開となるだけに、単騎の杉森と西田の動向も要注目となる。地元5車連携VS他地区のぶつかり合いに注目が集まる決勝は、最終日第12レース、16時20分発走予定です。
***************
◆直近の小松島競輪グレードレース・プレイバック
25年2月小松島ミッドナイトG3
優勝:鈴木竜士
24年7月小松島競輪G3
優勝:犬伏湧也
23年7月小松島競輪G3
優勝:松浦悠士
22年7月小松島競輪G3
優勝:眞杉匠
21年7月小松島競輪G3
優勝:太田竜馬
20年7月小松島競輪G3
優勝:原田研太朗
19年7月小松島競輪G3
優勝:太田竜馬
18年7月小松島競輪G3
優勝:牛山貴広
18年3月国際トラック競技支援競輪G3
優勝:山田英明
17年7月小松島競輪G3
優勝:村上義弘
(P-Navi編集部)