2025/06/19(木) 13:20 0 2
今月22日に51歳を迎える大ベテランが猛者の集う大舞台で存在感を示している。ここは取鳥雄吾ー河端朋之の3番手。取鳥が最終HSから先行体勢に入るも山田庸平ー松岡貴久に粘られ外併走となってしまう。苦しいと察した香川は松岡の後ろに入ると、すくってきた三谷竜生を締め込んでその場をキープした。「外併走の後ろだったし飛ばされて終わってしまう。それならばって感じで。内を締めたところで脚を使ったし何とかだったね」と瞬時のプレーを振り返った。
そのあとは内が渋滞すると見るや、中から外のコースをかぎ分けて直線を強襲。笠松信幸との接触もあったが僅差の2着を手にして二次予選進出を決めた。「タラレバで、もしも笠松がおらんかったら……いや、やめとこ。余計なこと言わんように(笑)」と、まるでアタマまで突き抜けていたと言わんばかりの会心のプレーだった。
直前の福井Sは「胃腸炎」により途中欠場しており状態面が心配された。体重は5キロ落ちたというが「逆にシェイプアップして軽くなったしいい感じ。軽くなって楽なんかな。ええ方向に捉えていますよ」と笑って済ませ「今シリーズは毎日6車が目標。ここまでは達成できているし、このあとも頑張りたい」と力を込める。直近の競走得点は105.94と上位陣と比べれば決して高くなく、レースの格が上がるほど6番車に配置される可能性が増す。つまり、言葉を変えれば「もっと上のレースを走りたい」ということ。独特な表現で上位との戦いを心待ちしていた。(netkeirin特派員)