このレースは、最後の直線で4人が落車するアクシデントが発生してしまった。“アタマ争い”から脱落し、勝負どころでは後方に位置していた藤田まりあは、間一髪で落車を回避して2着に入り、結果的に準決勝進出を決めた。

「危なかったです…。実は私、デビューしてから練習中も含めて一度も落車していないんです。競輪学校時代に落車で大きいけがをしてしまい、それから落車しないように気を付けて走っています」

　気を付けていても落車は避けられないケースがあるが、今回は藤田の危機管理能力が存分に発揮された結果、予選突破につながった。

　超ハイレベルなメンバーと戦う準決勝に向けては「みんなすごい人ばかり…。千切れないように頑張ります」と控えめな目標を立てた。(netkeirin特派員)