2025/06/15(日) 12:07 0 0
更に高額の賞金態勢になっており優勝が5000万円、準優勝が2514万円、3着が1643万円。まだ、グランプリ出場の安全圏に入っている選手が少なく、2着、3着でも大きくジャンプアップできる。現時点で全日本選抜を制した脇本雄太とダービー王の吉田拓矢は無条件でグランプリのキップを手にしている。
9100万円の古性優作、7800万円の眞杉匠は当確。5900万円の郡司浩平も、今後の大崩れは考え難く、ほぼ安泰の立場。賞金で、その次に続くのは深谷知広、新山響平、浅井康太、寺崎浩平、松井宏佑となっている。
決勝迄は男子もガールズも東西別々の勝ち上がり。普段、仲間として戦っている選手とも別になるのが特色。特選がなく、一次予選を2回走り、そのポイントで白虎賞・青龍賞、二次予選、敗者戦に分かれる。netkeirinのサイトでは、随時、ポイント表を掲載しているので車券戦術の参考にして欲しい。
現時点で大物選手の欠場はなく、S班の8名、7月から繰り上がる松浦悠士と、トップレーサーの共演。当然、主力は地元の古性優作。昨年は北井佑季のVだったが、その前の2回は優勝している。
決勝では脇本雄太や寺崎浩平との連係になりそうだが、勝ち上がりの段階では別線になる確率が高い。タイトルを獲ってグランプリしか、本人は考えていないだろう。
ダービーでワンツーを決めている眞杉匠と吉田拓矢の関東勢が脅威。眞杉は単なる自力選手でなく、古性とは違うが、アグレッシブさが売り。平原康多の引退により、ヨシタクも、責任感が倍増。発進レースでなく、この2人が、メンバーを見て前後を入れ替える様になれば鬼に金棒だ。
中四国は犬伏湧也と松浦悠士がS班に繰り上がり、番組面のメリットが大きい。あとは、ナショナルチームの太田海也の出来と、清水裕友の動き次第。予選では取鳥雄吾も貴重な戦力になる。
北日本は新山響平の状態が上がっており、中野慎詞との連係があれば、優勝してもおかしくない。仕事人として評価の高い成田和也は展開不問で狙え、ムードメーカーの佐藤慎太郎も戻ってきた。普段、自力でやっている恩恵で、菅田壱道は絶好の番手を回れる。
南関は、深谷知広がベストの状態ではないが、郡司浩平、松井宏佑、岩本俊介と戦力は整っている。安定して強さを発揮している郡司浩平は、そろそろ獲る予感も。
中部は浅井康太が孤軍奮闘で、山口拳矢と藤井侑吾の頑張りが必要。全プロで近畿の4番手を回った浅井康太は、近畿と関係性を深めて、これはプラス材料。
九州はダービーを見ても二次予選で全滅。地区的にGIII迄になっているが、嘉永泰斗と山田庸平は買いの推奨選手。
パールカップ(GI)の優勝賞金は500万円。世界の佐藤水菜の実力が抜けており、余程の不利がない限り、GIの連覇が有力。モチベーションの低下から立ち直っている児玉碧衣が、ストップ・サトミナの一番手。勝負強い石井寛子、元ナショナルの梅川風子・太田りゆ、坂口楓華も決勝には乗ってくる。これがビッグレース初参戦の仲澤春香は、世界を見据えて戦っており、台風の目で話題の人だ。