閉じる

【高松宮記念杯競輪・第3回パールカップ】今節のレース展望

2025/06/15(日) 12:07 0 0

岸和田競輪「第76回高松宮記念杯競輪(GI)・第3回パールカップ(GI)」は17日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

今節注目の脇本雄太

 更に高額の賞金態勢になっており優勝が5000万円、準優勝が2514万円、3着が1643万円。まだ、グランプリ出場の安全圏に入っている選手が少なく、2着、3着でも大きくジャンプアップできる。現時点で全日本選抜を制した脇本雄太とダービー王の吉田拓矢は無条件でグランプリのキップを手にしている。

古性優作

 9100万円の古性優作、7800万円の眞杉匠は当確。5900万円の郡司浩平も、今後の大崩れは考え難く、ほぼ安泰の立場。賞金で、その次に続くのは深谷知広新山響平浅井康太寺崎浩平松井宏佑となっている。

新山響平

 決勝迄は男子もガールズも東西別々の勝ち上がり。普段、仲間として戦っている選手とも別になるのが特色。特選がなく、一次予選を2回走り、そのポイントで白虎賞・青龍賞、二次予選、敗者戦に分かれる。netkeirinのサイトでは、随時、ポイント表を掲載しているので車券戦術の参考にして欲しい。

松浦悠士

 現時点で大物選手の欠場はなく、S班の8名、7月から繰り上がる松浦悠士と、トップレーサーの共演。当然、主力は地元の古性優作。昨年は北井佑季のVだったが、その前の2回は優勝している。

寺崎浩平

 決勝では脇本雄太寺崎浩平との連係になりそうだが、勝ち上がりの段階では別線になる確率が高い。タイトルを獲ってグランプリしか、本人は考えていないだろう。

眞杉匠

 ダービーでワンツーを決めている眞杉匠吉田拓矢の関東勢が脅威。眞杉は単なる自力選手でなく、古性とは違うが、アグレッシブさが売り。平原康多の引退により、ヨシタクも、責任感が倍増。発進レースでなく、この2人が、メンバーを見て前後を入れ替える様になれば鬼に金棒だ。

太田海也

 中四国は犬伏湧也松浦悠士がS班に繰り上がり、番組面のメリットが大きい。あとは、ナショナルチームの太田海也の出来と、清水裕友の動き次第。予選では取鳥雄吾も貴重な戦力になる。

 北日本は新山響平の状態が上がっており、中野慎詞との連係があれば、優勝してもおかしくない。仕事人として評価の高い成田和也は展開不問で狙え、ムードメーカーの佐藤慎太郎も戻ってきた。普段、自力でやっている恩恵で、菅田壱道は絶好の番手を回れる。

深谷知広

 南関は、深谷知広がベストの状態ではないが、郡司浩平松井宏佑岩本俊介と戦力は整っている。安定して強さを発揮している郡司浩平は、そろそろ獲る予感も。

浅井康太

 中部は浅井康太が孤軍奮闘で、山口拳矢藤井侑吾の頑張りが必要。全プロで近畿の4番手を回った浅井康太は、近畿と関係性を深めて、これはプラス材料。

 九州はダービーを見ても二次予選で全滅。地区的にGIII迄になっているが、嘉永泰斗山田庸平は買いの推奨選手。

佐藤水菜

 パールカップ(GI)の優勝賞金は500万円。世界の佐藤水菜の実力が抜けており、余程の不利がない限り、GIの連覇が有力。モチベーションの低下から立ち直っている児玉碧衣が、ストップ・サトミナの一番手。勝負強い石井寛子、元ナショナルの梅川風子太田りゆ坂口楓華も決勝には乗ってくる。これがビッグレース初参戦の仲澤春香は、世界を見据えて戦っており、台風の目で話題の人だ。

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票